建築の愛し方21:「ブラタモリ」でやり残した“人知”の面白さを「すこぶるアガるビル」では前面に──NHKエデュケーショナル・相部任宏氏

 2024年は“建築文化の民主化元年”だ、という話をあちこちでしている。2月に第1回「みんなの建築大賞」が発表となり、5月に第1回「東京建築祭」が開催された。筆者(宮沢)はどちらにも関わっているが、それぞれは別のところで […]

愛の名住宅図鑑10:これぞ正統派“バウハウス”、「三岸アトリエ」(1934年)。夭折した画家の思いを妻・子・孫がつなぐ

 本連載でこれまでちらちらと触れてきた「バウハウス」。今回取り上げる「三岸(みぎし)アトリエ」は、「これぞバウハウス!」と言いたくなるデザインの建物だ。ともに画家である三岸好太郎・節子夫妻のアトリエとして、1934年(昭 […]

倉方俊輔連載「ポストモダニズムの歴史」18:「散田の共同住宅」のアイロニー、「祖師谷の家」のキッチュ、坂本一成における表層期の刻印

連載17から続く。  本連載の読者は、キッチュやアイロニーといった近年はあまり耳にしない言葉についても、表層と深く関わる概念として、すでに親しんでいるに違いない。これらは現在、坂本一成に似つかわしくない言葉と思われている […]