青木淳氏がキュレーターを務める第19回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展で、「日本代表・青木淳後援会」(会長:ジンズホールディングス代表取締役CEO田中仁)が40歳以下の建築家を対象に、「調査・研究のためのヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展派遣」の希望者を募集している。

青木淳氏がキュレーターを務める第19回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展についてはすでにこのサイトで報じた↓。会期は2025年5月10日から11月23日まで。青木氏が掲げた日本館の展示テーマは、青木氏の作風から対極にありそうな「AI」だ。


昨年暮れに立ち上がった田中仁氏らによる後援会(公式サイトはこちら)は、青木氏の展示の費用などをサポートするだけでなく、「海外経験の少ない若手建築家たちの旅費を持つから存分に吸収してきなさい」(宮沢の意訳)という超太っ腹の支援を行う。人数は「若干名」とのこと。
募集は1月24日まで。残り期間が短いが、提出資料の内容を見ると、2日もあれば資料は準備できそうだ。
以下、後援会サイトからの概要コピペである。ああ、自分も40歳以下なら、「今日から建築家を目指します」と宣言して応募するのになあ…。(宮沢洋)
研究渡航支援 ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 研究渡航支援先公募
第19回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展(2025年5月~11月開催)において、日本館キュレーター・青木淳氏と日本館展示を支援する「第19回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本代表・青木淳後援会」を発足しました。その活動の一環として、日本国内で建築設計事務所を運営する40歳以下の建築家を対象に、調査・研究のためのヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展派遣を行ないます。
その背景には、日本の若手建築家にとって、海外の建築を直接体験することや他国の建築関係者と交流することが将来の活躍に有意義であるにもかかわらず、円安などの影響もあり、なかなか実行するのが難しいということがあります。 こうした状況を踏まえ、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展への渡航費と宿泊費を支援することで、日本の建築文化の振興に寄与することを目的としています。
<募集要項>
応募資格:2025年3月末日時点で40歳以下の、国内の独立した建築家
募集人数:若干名
対象都市:イタリア、ヴェネチア市内
派遣日程:2025年5月9日(金)~5月12日(月)
募集期間: 2024年1月6日(月)〜2025年1月24日(金)(Eメール必着)
結果連絡: 2025年2月14日(金)までに事務局から、採択合否に関わらず通知
審査方法:審査員による書類審査(履歴書・ポートフォリオ・提案書)
支援内容:
1)海外渡航費(エコノミークラス、25万円以内)※原則ご自身にて手配、立替払い、後日精算
2)現地宿泊費(5月9日、10日、11日3泊、1泊3万円以内)※原則ご自身にて手配、立替払い、後日精算
3)ヴェネツィア・ビエンナーレへの入場券1枚(5月10日開幕)
3)キュレーター/作家による日本館展示解説ツアーへ招待(5月11日開催)
4)後援会主催のオープニングレセプションへ招待(5月11日開催)
選考員
青木 淳(第19回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館キュレーター、株式会社AS 代表取締役)
田中 仁(第19回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本代表・青木淳後援会 会長、株式会社ジンスホールディングス 代表取締役CEO)
応募先
以下のページからなるA4版3ページのPDFファイル(20MB以内)
1ページ目:氏名、生年月日、性別、携帯電話、E-MAILアドレス、事務所名称、住所、電話番号、学歴・学位、職歴、業績(主な設計業績、設計競技提案業績・展覧会出品業績など)
2ページ目:ポートフォリオ
3ページ目:「生成AIとの未来」をテーマにした画像表現+テキスト
注意事項:
・応募に関する質問は受け付けません
・審査結果についての理由は開示しません
応募書類
応募時に、①所属、②氏名、③連絡先(メール、電話、日中連絡できること)、④本応募に対する理由等(400文字以内)をメールに記載して下記までご応募ください。
hello@pavilion2025.jp
公式サイトはこちら