日経BOOKプラスの“誰でも楽しめる建築書”が話題、5月を「建築書月間」にしてはいかが?

Pocket

 「建築」と「紙の本」は相性がいい。若い世代は建築関連も電子書籍がメインなのかもしれないが、やはり「体験」という意味でいうと、紙で感じる情報とデジタル情報とでは決定的に違う。紙は二次元ではあるが、その質感や光沢、あるいは誌面の大きさは、建築との出会いに近い「体験」だ。

 だからこの時期、筆者にも「東京建築祭」にからめていろいろなオファーが舞い込むのだと思う。その1つが、日経BOOKプラスの全3回の短期連載で、今日、3本目が公開された。テーマは「建築のことはよく分からないけれど、建築を楽しみたい人のための本」だ。

連載のまとめページのキャプチャー(画像をクリックすると当該ページに飛びます)

◆1本目(2026.5.19)
「これより面白い建築の本はない」 誰でも楽しめる『建築探偵の冒険』
取り上げた本:『建築探偵の冒険・東京篇』(藤森照信著/ちくま文庫)
       『超合法建築図鑑』(吉村靖孝編著/彰国社)

◆2本目(2026.5.20)
安藤忠雄と隈研吾 異彩を放つ建築家はいかにして生まれたのか?
取り上げた本:『仕事をつくる 私の履歴書 【改訂新版】』(安藤忠雄著/日本経済新聞出版)
       『建築家になりたい君へ』(隈研吾著/河出書房新社)

◆3本目(2026.5.21)
素人もプロも楽しめる お薦めの東京建築ガイド2冊
取り上げた本:『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ』(甲斐みのり著/エクスナレッジ)
       『画文で巡る! 最強TOKYO建築図鑑』(宮沢洋著/総合資格学院)

 この連載、1本目が公開されたのが5月19日で、それから2日たった21日正午現在も「人気記事ランキング」(本日)の1位だ。2本目も4位と健闘している。東京建築祭のもろもろで追われるなか、書いた甲斐があった。

リアル書店も、見たことのない“建築推し”

 すでに報じたとおり、都内のリアル書店もかつて見たことのない“建築推し”の状況となっている。建築祭の会期が始まってから見に行って驚いたのが、まずここ。

 「丸善 日本橋店」だ。「東京建築祭を楽しむブックフェア」の面積の大きさたるや…。

 大きさもすごいのだが、この特設コーナーがあるのが、2階の中央であること。行ったことのある人はわかると思うが、建築書コーナーは3階なのだ。いつもの建築書コーナーとは別のフロア(かつ、より目立つ場所)にこれだけの建築書を並べていただいているのだ。

 そして、個人的な宣伝をさせていただくと、この店もすごい。

 「丸善・丸の内本店」の3階だ。拙著『画文で巡る! 最強TOKYO建築図鑑』、一体何冊あるんだろう…。

 3階は常設の建築書コーナーのある階だが、この特設コーナーは場所がすごくて、中央のエスカレーターを上ったところの目の前だ。だから、エスカレーターで上った人はほぼ100%目にする。

エレベーターを上ると目の前!
画文で巡る! 最強TOKYO建築図鑑』の特設コーナーは5月23日(土)までとのこと

 ちなみに拙著の右隣が2026年本屋大賞で話題の『イン・ザ・メガチャーチ』(朝井リョウ、日経BP 日本経済新聞出版)だというのもちょっと緊張する。(ここで『イン・ザ・メガチャーチ』の実物を手に取るまで、この本が古巣の日経BPの本であることを知らなかった!)

 そんなこんなで本屋は「体験」の宝庫である。勝手に提案だが、いっそ5月は「建築書月間」とか「MAY ARCHI FAIR」とか謳ったらどうでしょう。全国の書店の皆さん、ご検討ください!(宮沢洋)

既報の東京建築祭ブックフェアリポートはこちら↓。