リコーは2023年2月1日、東京・銀座の「三愛ドリームセンター」の建て替えを発表した。三愛ドリームセンターは故・林昌二氏を中心とする日建設計の設計により、1963年に完成した。以下はリコーの公式発表より。 三愛ドリー […]
越境連載「イラスト名建築ぶらり旅」
宝塚ホテルの取材の後、自腹でこのホテルに一泊した筆者は、翌日の午前中、1階のラウンジでイチゴのショートケーキを食べていた。ここで食べるのは初めてなのに、何だか懐かしい……。そうか、昨日、阪急阪神不動産の荒堀省一さん(開 […]
今の流れでいくと、超高層ビルが重要文化財に指定される日が来ても不思議はない。日本初の超高層ビル「霞が関ビルディング」(1968年完成)は歴史的重要性から見て最有力候補として、今回訪ねた「新宿住友ビル」(1974年)も、 […]
筆者は建築の面白さを一般の人に伝える仕事をしているので、「国立西洋美術館って他の美術館と比べて何がすごいんですか?」と聞かれることがある。この質問はなかなか答えるのが難しい。「美術館として日本で一番評価が高いか」という […]
“世界のTANGE(丹下健三)”“世界のANDO(安藤忠雄)”というように、日本には世界で活躍する建築家がたくさんいる。そんな中にあって村野藤吾(むらのとうご、1891~1984年)は、“世界の”という冠のつかない日本 […]
原爆ドームはもともと何の施設だったかご存じだろうか。選択肢をいろいろ挙げたくなるが、もったいぶらずに言うと、広島県の「物産陳列館」である。今風に名付ければ「広島メッセ」か「広島国際展示場」だ。今回はそれを知ってからお読 […]
この連載の「名建築」は幅広い。前々回が商業ビル(三愛ドリームセンター)、前回が地下鉄の駅舎(銀座駅)と来て、今回は茶室である。訪れたのは愛知県犬山市の「日本庭園 有楽苑」にある国宝茶室「如庵」。日本に3つしかない国宝茶 […]
仕事帰りに、東京メトロ銀座駅で地下鉄を乗り継ぐと、改札やホームの内装がガラッと変わっていた。2020年10月のことだ。ネットで調べてみると、ちょうどその日が新デザインのお披露目日だった。銀座線→日比谷線ホーム経由→丸ノ […]
入り口を入ると、まるでホグワーツ魔法魔術学校(ハリー・ポッターが通う学校)のような中世ヨーロッパ風の空間が出迎える。いきなりですが問題。この「茨城県立図書館」は、「図書館」になる前、何の建物だったでしょう? チッチッチ […]
え、ここがホテル? 約束の時間にメモの場所に行くと、案内役の西澤崇雄さん(日建設計エンジニアリング部門 サスティナブルデザイングループ ヘリテージビジネスラボ)が建物の前で待っていた。西澤さんがいなければ、呉服屋か美術 […]