建築キャラ×旅:岩手「陸前高田みんなのいえ」──地元愛で世界へ「キンジシ」【アフター・ポストモダン編03】

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文化庁の「建築文化フェロー」である宮沢洋が架空の建築キャラクターで地方都市の建築ツーリズムを勝手に盛り上げる本企画。【アフター・ポストモダン編】では、バブル崩壊以降に竣工した建築を北から南へと応援していく(原則、各県1建築)。第3回は、岩手県陸前高田市の「旧みんなの家」(現・おかず屋 和笑輪)。提案するキャラクターは「キンジシ」。

(イラスト・写真:宮沢洋)

■キャラクター概要
名前:キンジシ
住まい:旧・陸前高田市みんなの家(現・おかず屋 和笑輪)(岩手県陸前高田市)
チャームポイント:体のまわりにかっこよく並べたスギの丸太
性格:地元が大好き/チームワーク重視/世界一にも選ばれた前向きさ/好きな食べ物はお惣菜全般

■建築データ
名称:陸前高田「みんなの家」
所在地:岩手県陸前高田市高田町館の沖303-6
設計:伊東豊雄建築設計事務所、乾久美子建築設計事務所、平田晃久建築設計事務所、藤本壮介建築設計事務所
施工:シェルター
竣工年:2012年
特徴・経緯など:東日本大震災で被災した陸前高田市内に建設された集会所。4人の建築家(伊東豊雄、乾久美子、平田晃久、藤本壮介)による共同設計で、津波の塩害で立ち枯れしたスギの丸太19本を柱とし、階段をらせん状に外周に設置した木造2階建て。最上部の物見台からは陸前高田の町や太平洋が見えた。第13回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展(2012年)では、その建設プロセスを展示した日本館が「金獅子賞」を受賞した。土地の嵩上げにより移転をするため2016年に解体。2022年、嵩上げ区域の一角に、イートインスペースのあるお惣菜屋さん「おかず屋和笑輪(わわわ)」に隣接して再建した。再建設計・監理は平田晃久氏が担当。

伊東豊雄氏が設計した交流施設「ほんまるの家」越しに見る。ほんまるの家はキッチン付きレンタルスペース。2008年に東京ガスのイベントのために栃木県宇都宮市に建設した建物(旧SUMIKAパヴィリオン)を2017年に移築した

施設の方へ:このキャラクターがお気に召しましたら、どうぞご自由にお使いください!(宮沢洋)

まとめページはこちら↓。毎週水曜日に新作を発表していく予定です。