建築キャラ×旅:栃木「那珂川町馬頭広重美術館」──江戸に憧れる旅がらす「あたけのユータ」【アフター・ポストモダン編08】

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文化庁の「建築文化フェロー」である宮沢洋が架空の建築キャラクターで地方都市の建築ツーリズムを勝手に盛り上げる本企画。【アフター・ポストモダン編】では、バブル崩壊以降に竣工した建築を北から南へと応援していく(原則、各県1建築)。第8回は、栃木県那珂川町の「那珂川町馬頭広重美術館」。提案するキャラクターは「あたけのユータ」。

(イラスト・写真:宮沢洋)

■キャラクター概要
名前:あたけのユータ
住まい:那珂川町馬頭広重美術館(栃木県那珂川町)
チャームポイント:縦ラインで統一した山笠とマント
性格:目立ちたくないのに目立ってしまう/江戸文化に憧れ/旅が好き/自然素材派

■建築データ
名称:那珂川町馬頭広重美術館(開館時は馬頭町広重美術館)
所在地:栃木県那須郡那珂川町馬頭116-9
設計:隈研吾建築都市設計事務所
施工:大林組
竣工年:2000年3月
特徴・経緯など:印象派にも影響を与えた浮世絵画家、安藤(歌川)広重の作品を展示する美術館。開館時は「馬頭町広重美術館」で、合併により「那珂川町馬頭広重美術館」となった。設計者の隈研吾氏は、広重が木版画の中につくり上げた空間構成を建築化しようと考えた。隈氏は屋根や壁を覆う木製(スギ)のルーバーについて、広重の代表作である「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」における雨の表現をイメージしたと語っている。大きな注目を集め、隈氏の転機となった。四半世紀を経て、傷みの激しかった屋根の木ルーバーをアルミルーバーに交換するなどの大規模な改修を実施。2026年2月にリニューアルオープンした。

改修後(2026年3月撮影)
改修前(2023年6月撮影)

施設の方へ:このキャラクターがお気に召しましたら、どうぞご自由にお使いください!(宮沢洋)

まとめページはこちら↓。毎週水曜日に新作を発表していく予定です。