ニューヨークのソロモン・R・グッゲンハイム美術館で開催中の「Countryside, The Future」を見た。設計事務所 OMAを率いるレム・コールハースと、同事務所の研究機関 AMOが企画監修を担当している。「Countryside(田舎), The Future(未来)」のタイトルが示すように、“非都会”の現状から地球の未来を考える都市展だ。2020年2月20日に始まった。
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館の一部でニッチに展示しているのかと思って行ったのだが、有名な“グルグル吹き抜け”を全部使ってやっている目玉展示だった。
小さな子どもも楽しめる!
グッゲンハイムを訪れた2月26日は、米国ではまだ新型コロナの話題もほとんどなく、会場は頭の良さそうなニューヨーカーたちでにぎわっていた。おもちゃ箱をひっくり返したような見せ方で、子ども連れも多かった。
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大型画面を使って地図上にさまざまなデータを投影して見せる真面目な展示の一方で、スロープにさまざまな自動運転ロボットを行き来させたり(下の写真のロボットにはスターリンの写真が貼られている)、世界各国の懐メロを聞かせたり(日本代表はキャンディーズ!)と、老若・世界各地の見学者を飽きさせない見せ方は参考になる。
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会期は2020年2月20日から8月14日まで。(宮沢洋)
※追記:グッゲンハイム美術館は新型コロナウイルス対策のため、2020年3月13日から休館となっている。会期が2020年8月14日までと長いので、会期中に再開することを祈りたい。