昨年に続き2回目の開催となる「東京建築祭2025」。今年の開催期間は5/17(土)~25(日)だ。そのプレイベントの先陣を切る「東京高速道路KK線×東京建築祭コラボツアー」が4月19日(土)に開催された。「鉄道と高速道路、歩いて辿る都市交通インフラの歴史」をテーマとする第1部(11:00-13:00、ガイド:JR東日本、ジェイアール東日本都市開発)と、「高架上のピクニック、公共空間の新しい楽しみ方を体感」をテーマとする第2部(15:00-17:00、ガイド:伊藤香織、高柳誠也/東京理科大学)の2ツアーで、それぞれ事前の抽選に当選した約30人が参加した。

今年4月5日20時をもって約60年の歴史に幕を下ろした東京高速道路(KK線)。東京高速道路株式会社と東京都は、東京高速道路再生方針にもとづき、歩行者中心の公共的空間へと再生するプロジェクトを推進している。4月18日(金)、19日(土)に東京高速道路KK線のイベント「Roof Park Fes & Walk」が開催されることが決まり、東京建築祭が前述の2つのツアーをコラボ企画として開催することになった。なお、これを書いている宮沢は東京建築祭の実行委員でもある。
第1部の様子を写真で。





筆者は参加できなかったのだが、第2部の「高架上のピクニック、公共空間の新しい楽しみ方を体感」はこんなことになっていたらしい。





JRグループが参画しパワーアップした今年の東京建築祭
ところで今回の東京建築祭は、JRグループが多くのイベントに参画している。「特別公開」は予約不要だが、「ガイドツアー」は事前の予約抽選がある。現在、抽選申し込み受付期間で、その締め切りが「4月20日(日)23:59」!
空きの出たツアーは早い者勝ちとなるが、昨年はほとんどが抽選で埋まってしまった。なので、急いで公式サイトを見てほしい。
参考にJRグループがらみのイベントを挙げておく。建築好き+鉄道好きな人はどれも垂涎では?(詳細はタイトル部をクリック!)
■ガイドツアー(要申し込み)
【2k540】開発担当者と歩く、高架下を再生した新たなものづくりのまち
【旧新橋停車場・新橋駅】JR社員が案内する鉄道の歴史と未来
【旧万世橋駅】赤レンガの鉄道遺構と現代アート空間を巡る
【日比谷OKUROJI】開発担当者と紐解く、煉瓦アーチと鉄道高架下建築の魅力
【ウォーターズ竹芝】設計者と巡る水辺の新拠点、非公開エリアの見学ツアー
■イベント(要申し込み)
【日比谷OKUROJI】日本建築祭まつり — 私たちの「建築祭」を語り合う 会場:日比谷OKUROJI H05
■特別公開・特別展示(申し込み不要)
TAKANAWA GATEWAY CITY 資料・模型展示 5/17(土)~ 5/25(日)
2k540 AKI-OKA ARTISAN 資料展示+遠藤慧「高架下建築図鑑」展 5/17(土)~ 5/25(日)
マーチエキュート神田万世橋(旧万世橋駅) 5/17(土)~ 5/25(日)
日比谷OKUROJI 資料展示+遠藤慧「高架下建築図鑑」展 5/17(土)~ 5/25(日)
ウォーターズ竹芝 パネル展 5/17(土)~ 5/25(日)
ウォーターズ竹芝 「竹芝干潟」公開 5/24(土)、5/25(日)
「2k540 AKI-OKA ARTISAN」と「日比谷OKUROJI」で開催される遠藤慧さんの「高架下建築図鑑」展は、もちろんこの「BUNGA NET」の連載記事! 詳細は後日改めて。今はとにかく「要申し込み」のものを急いでチェックしよう!(宮沢洋)
東京建築祭2025の公式サイトはこちら→https://tokyo2025.kenchikusai.jp/
「高架下建築図鑑」のまとめページはこちら↓。