速報:永山祐子氏による“組子ファサード”3度目の博覧会が決定! ドバイ万博→大阪・関西万博を経て2027年国際園芸博覧会へ

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 開催中の大阪・関西万博の「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」の組子ファサードが、2027年に再度、転生することが明らかになった。さすが行動派建築家の永山祐子氏! 急ぎ、プレスリリースのコピペでお伝えする(太字部)。

大阪・関西万博の「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」

2025年大阪・関西万博から2027年国際園芸博覧会へ
ウーマンズ パビリオンのファサードリユースについて

有限会社永山祐子建築設計は、TSP 太陽株式会社と協業し、内閣府、経済産業省、リシュモン ジャパン合同会社 カルティエ( 以下カルティエ) と公益社団法人2025年日本国際博覧会協会が共同出展する2025年日本国際博覧会( 以下大阪・関西万博)「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」( 以下ウーマンズ パビリオン) の組子ファサードを、2027年国際園芸博覧会( 以下GREEN× EXPO 2027) 屋内出展施設( 仮) のファサードとしてリユースすることが決まりました。

2027年国際園芸博覧会(プレスリリースより)

GREEN × EXPO 2027では、会場で整備される建築物を環境に配慮された「GREEN サーキュラー建築」とし、本博覧会の主役である花や緑と調和した風景の一部として開催理念やテーマを表現、発信する役割を果たしつつ、素材の調達から建設、運用、撤去、再利用まで建築が循環するプロセスに着目した試みを積極的に取り組むことを目標としています。

この度のリユースが実現すると、2020年ドバイ万博日本館から2025年大阪・関西万博ウーマンズ パビリオンに続き、2回目のリユースとなり、3箇所目の博覧会での再利用となります。GREEN × EXPO 2027が掲げる「GREEN サーキュラー建築」の実現を目指すと共に、大阪・関西万博が目指す「持続可能性への取り組み」を実現します。

3度目の博覧会(プレスリリースより)

「ドバイ万博日本館は、コロナ禍で現地に赴くことが困難な中、完成しました。そして、開幕1 ヶ月前にして初めて実物を目にした時、万博が終了する半年後には解体されてしまうことを想像し、「持って帰りたい!」と強く思ったところからリユースプロジェクトがはじまりました。そこから幸運なことに、様々な出会いがあり、多くの方にサポートをいただき、大阪・関西万博にてウーマンズ パビリオンとして新しく生まれ変わりました。さらにその次のリユースに関しては以前から意識しており、もし次に持っていくのであれば、次期開催の博覧会であるGREEN × EXPO 2 027が良いのではないか、ということを考えていました。一度出来たことはもう一度できるはず、という思いで公募に参加し、採択されました。大阪・関西万博開幕前から設計は始まっています。リユース部材を使い、移した場に合わせて自由にトランスフォームしていく姿は、新しい建築の可能性として『動く建築』と名付けています。2 年後に横浜市で、新たな姿を皆様にお見せできればと思います。」

有限会社永山祐子建築設計 取締役 永山祐子

 あっ、公式文に「トランスフォーム」という言葉が使われている! うれしいっ!! うれしい理由は下記の記事を。(宮沢洋)