京都の「建築ツーリズム」の拠点となることを目指す「京都建築センター」が9月2日、グランドオープンした。安藤忠雄氏の初期の代表作「TIME’S(タイムズ)」の一室だ。8月5日からショップの営業を開始していたが、9月2日からギャラリー、ライブラリースペースを加えて施設全体をオープンした。


「TIME’S」は三条通と高瀬川が交わる場所にある(京都市中京区中島町92)。京阪本線「三条駅」6番出口より徒歩約3分。市営地下鉄東西線「京都市役所前駅」1番出口より徒歩約5分。
新たにオープンしたギャラリーでは、オープニング特別展「時がかたちづくる建築-TIME’Sと安藤忠雄-(Time-Shaped Architecture: Tadao Ando and TIME’S)」を開催。会期は11月23日まで。入館料は大人1000円、29歳以下は500円、高校生以下は無料。

ギャラリーのディレクターは川勝真一・京都芸術大大学院教授が務める。年に数回、企画展を行う予定という。




一般1000円だが、29歳以下は500円というお手頃価格。若い人は絶対に行くべし。

有料エリアにはギャラリーのほかにブックコーナーがある。「京都の本棚」(下の写真)や、国内外で活躍する18人の建築家や建築史家が影響を受けたお薦めの本を紹介する「建築家の本棚」も。


什器のデザインや内装設計は、京都の若手建築家ユニット、MIDW(服部大祐+服部さおり)が担当した。


受付やショップまでは入場無料。まいまいのガイドツアーは今のところWEB申し込みのみだが、ゆくゆくはここでも申し込みできるようにする予定という。



開館時間は午前10時~午後6時。火曜休(祝日の場合は水曜休)。
「京都建築センター」の本格始動もうれしいのだが、建築好きにとってダブルでうれしいのは、「TIME’S」がいい形でにぎわいを取り戻し始めたことだ。南側の2期部分(1991年竣工)も含め、コロナ禍の頃には、施設全体が5年間ほど閉鎖されていた。それが、ちらほらとテナントが戻ってきたのだ。やはり川辺に人がいる風景こそが「TIME’S」らしさ。



なお、7月12日の「日曜コラム洋々亭」で書いたクラウドファンディングは、目標の400万円をめでたく突破した。締め切りまではまだ1週間ほどあるので、応援したい方や返礼に興味のある方はこちらへ。

仕掛け人である以倉敬之氏の思いを知りたい人は下記の記事を。(宮沢洋)
