週刊折り紙建築クイズ08:青年期をこの地で過ごした建築家が戦後にコンペで勝ち取ったこの建築は?

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ヒント:この建築の軸線の先には世界遺産があります。

(制作・撮影:五十嵐暁浩、以下も)

答え
建築名称:広島平和記念資料館本館(旧・広島平和会館原爆記念陳列館)
所在地:広島市中区中島町1-2
竣工年:1952年(昭和27年)(開館は1955年)
設計者:丹下健三
規模など:鉄筋コンクリート造、地上2階建て、約2848㎡

(写真:宮沢洋、下も)

建築のポイント:設計者は丹下健三です。コンセプトを「平和を創る工場」と唱え、設計コンペを勝ち取り完成しました。戦後の日本建築はここから始まったと誰もが認めるこの建築では、「ピロティ」「ブリーズソレイユ」などのインターナショナルな表現要素が目を引きます。また、原爆ドームを指し示す明快な景観軸は、日本的な表現として評価されています。

折り紙建築の制作ポイント:1階ピロティの列柱は忠実に配置した割には目立ちませんでしたが、ブリーズソレイユのピッチは紙加工の都合でかなり省略した割にそれなりの雰囲気を表すことができました。(五十嵐暁浩)

「週刊折り紙建築クイズ」では、国内の近現代建築の名作を竣工年順に紹介していきます。掲載は毎週水曜の予定。折り紙建築の制作、写真撮影、解説文のいずれも五十嵐暁浩さんです。お楽しみに!

五十嵐暁浩。1962年新潟県生まれ。一級建築士。木原隆明氏に師事し、折り紙建築の創作活動を行っている。著書に『3Dグリーティングカード (レディブティックシリーズno.4670)』(2018年、ブティック社)。五十嵐氏のインタビュー記事はこちら(イラスト:宮沢洋)

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