ヒント:設計者は丹下健三と並び称された武基雄(たけもとお)です。
答え
建築名称:古川市民会館(現・大崎市民会館)
所在地:宮城県大崎市古川北町5-5-1
竣工年:1966年(昭和41年)
設計者:武 基雄(武基雄研究室)
規模など:鉄筋コンクリート造・吊り屋根、延べ面積2,446.0㎡
建築のポイント:この建築は武基雄により設計されました。当時、武は「東大の丹下、早稲田の武」と呼ばれ、早稲田大学において教壇に立ち教育者として力を発揮しました。国立代々木競技場から2年遅れ、同じ吊り構造により屋根を支えたこの建築はシンメトリーで力強い造形の外観となっています。平成18年の市町村合併により「古川市民会館」から「大崎市民会館」に改称されました。
折り紙建築の制作ポイント:屋根を支える四方向の三角形の壁と建築との角度は表現できましたが、残念ながら三角形の壁と建築はつながっていません。それでも、伊達政宗の兜を表現したのではないかともいわれる屋根稜線の曲線美は表現できたと思っています。(五十嵐暁浩)
「週刊折り紙建築クイズ」では、国内の近現代建築の名作を竣工年順に紹介していきます。掲載は毎週水曜の予定。折り紙建築の制作、写真撮影、解説文のいずれも五十嵐暁浩さんです。お楽しみに!
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