ヒント:外壁は型枠に小幅板を使用した荒々しいコンクリート打ち放しです。
答え
建築名称:塔の家
所在地:東京都渋谷区神宮前
竣工年:1966年(昭和41年)
設計者:東孝光
規模など:壁式鉄筋コンクリート造、地下1階、地上5階、延べ面積65.05㎡(19.68坪)
建築のポイント:外苑西通りの「青山キラー通り」と呼ばれる界隈には、敷地を精一杯使った鋭角の建築が多く見られます。道路の拡幅により削り取られ変形した敷地に立つこの建築は、東孝光により自邸として設計されたものです。約6坪の三角形の敷地に豊かな生活空間が縦方向に5層を貫いて構成されています。
折り紙建築の制作ポイント:勾配屋根の稜線を基準に折りたたまれるように設計してあるため、現れる立体(建築)は台紙とは角度を持って飛び出します。台紙折り線と角度をもった作品を「角錐タイプ」と言い、一般的な「平行タイプ」と違い表現のバリエーションを広げることができます。(五十嵐暁浩)
「週刊折り紙建築クイズ」では、国内の近現代建築の名作を竣工年順に紹介していきます。掲載は毎週水曜の予定。折り紙建築の制作、写真撮影、解説文のいずれも五十嵐暁浩さんです。お楽しみに!
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