ヒント:施設の名称にちなんだミュージシャンが現れるほど愛されていました。
答え
建築名称:中野サンプラザ
所在地:東京都中野区中野4-1-1
竣工年:1973年(昭和48年)
設計者:林昌二/日建設計
規模など:鉄骨鉄筋コンクリート造、地下3階・地上21階 、延べ面積51,075㎡
建築のポイント:この建築にはオーディトリウム・ホテル・スポーツ施設・レクチャーホール・事務所など様々な機能の施設が大きな三角形の中に積み重ねられています。設計はこの連載で3回目の登場となる林昌二よるものです。この建築は周辺地域の整備に合わせ令和6年度に解体が決まっています。そして、今後の再開発(建て替え)では施設の積み上げた歴史やブランド力、形状などのDNAを引き継がれるとのことだそうです。今となっては「中野サンプラザ」と「サンプラザ中野」、どっちがどうなのか分からなくなっていますよね。
折り紙建築の制作ポイント:本体三角形は垂直壁と勾配屋根の中心角度の面を中心に折りたたまれます。そして、正面の勾配屋根は折りたたまれる動作と共に、垂直面に差し込まれるように収納されます。折り紙建築の設計はこれらの動作が一枚の紙でできるように計画していきます。(五十嵐暁浩)
「週刊折り紙建築クイズ」では、国内の近現代建築の名作を竣工年順に紹介していきます。掲載は毎週水曜の予定。折り紙建築の制作、写真撮影、解説文のいずれも五十嵐暁浩さんです。お楽しみに!
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