ヒント:設計者は「哲学の建築家」「哲人建築家」などと称されています。
答え
建築名称:ノアビル
所在地:東京都港区麻布台2-3-5
竣工年: 1974年(昭和49年)
設計者:白井晟一
規模など:鉄骨鉄筋コンクリート造、地下2階 地上15階、延べ面積2,450㎡
建築のポイント:白井晟一により設計されたノアビルは東京・麻布台の飯倉交差点に面して建っています。竣工当時から独特な雰囲気をもつこの建築は街の景観にインパクトを与えランドマークとして注目されたそうです。低層部は割肌のレンガタイル張りですが高層部は楕円筒形の金属パネル張りに形状が切り替わります。竣工から既に50年を経ていますが、まるで古さを感じさせない雰囲気をもった建築です。
折り紙建築の制作ポイント:交差点は作品の右方向へ向かって登り道になります。敷地の高低差や歩道の坂道を楕円筒形の軸を少し振ることで強調しました。角度を振ると作図も折り加工も面倒になるのですが出来栄えを思うと譲れません。(五十嵐暁浩)
「週刊折り紙建築クイズ」では、国内の近現代建築の名作を竣工年順に紹介していきます。掲載は毎週水曜の予定。折り紙建築の制作、写真撮影、解説文のいずれも五十嵐暁浩さんです。お楽しみに!
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