ヒント:設計者は槇文彦により「野武士」の世代と位置付けられた建築家の1人です。
答え
建築名称:南洋堂書店
所在地:東京都千代田区神田神保町1-21
竣工年:1980年(昭和55年)
設計者:土岐 新
規模など:鉄筋コンクリート造、地下1階・地上5階、延べ面積194.37㎡
建築のポイント:この建築は土岐新により設計されました。その後、菊池宏により1・2階の改修設計がなされています。現在では通りに面してウインドギャラリーが展開されています。創業は大正末期で、神保町にある書店と同じ一般的な古書店でしたが、戦後に建築書を専門に扱うようになったそうです。建築に関係する学生から専門家までもがお世話になっている神保町の老舗の書店です。
折り紙建築の制作ポイント:外壁の正方形に目地の入ったコンクリート打ち放し仕上げをエンボス加工で表現しました。この作品では、懐かしく思われる方々のために玄関先のデザインを新築時のものとしました。(五十嵐暁浩)
「週刊折り紙建築クイズ」では、国内の近現代建築の名作を竣工年順に紹介していきます。掲載は毎週水曜の予定。折り紙建築の制作、写真撮影、解説文のいずれも五十嵐暁浩さんです。お楽しみに!
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