週刊折り紙建築クイズ37:逆三角形の柱が支えるパーゴラが特徴のこの建築は?

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ヒント:この建築のコンセプトは自然と共存する「健康な建築」です。

(制作・撮影:五十嵐暁浩、以下も)

答え
建築名称:世田谷美術館
所在地:東京都世田谷区砧公園1−12
竣工年:1986年(昭和61年)
設計者:内井昭蔵
規模など:地下1階・地上2階・PH1階、鉄筋コンクリート造、延べ面積 8223㎡

(写真:宮沢洋、下も)

建築のポイント:東京都世田谷区の砧公園の一角にある世田谷美術館は、内井昭藏により設計されました。公園の自然に溶け込んだ美術館としてレストラン、カフェ、ミュージアムショップなどの施設をも備えた施設になっています。この建築は氏の著した「健康な建築」をコンセプトに設計された代表的な建築といえます。

折り紙建築の制作ポイント:この建築では逆三角形の造形を見つけることができます。その逆三角形の柱で支えられたパーゴラだけを立体化することにより「世田谷美術館」と言い張ることにしました。(五十嵐暁浩)

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「週刊折り紙建築クイズ」では、国内の近現代建築の名作を竣工年順に紹介していきます。掲載は毎週水曜の予定。折り紙建築の制作、写真撮影、解説文のいずれも五十嵐暁浩さんです。お楽しみに!

五十嵐暁浩。1962年新潟県生まれ。一級建築士。木原隆明氏に師事し、折り紙建築の創作活動を行っている。著書に『3Dグリーティングカード (レディブティックシリーズno.4670)』(2018年、ブティック社)。五十嵐氏のインタビュー記事はこちら(イラスト:宮沢洋)

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