ヒント:この施設から発表される野鳥の数には、季節の移ろいを感じます。



答え
建築名称 :ビュー福島潟
所在地:新潟県新潟市北区前新田乙493番地
竣工年:1997年(平成9年)
設計者:青木淳
規模など:鉄骨鉄筋コンクリート造・一部鉄筋コンクリート造・鉄骨造、地下1階・地上7階、延べ面積2607.74㎡

建築のポイント:この建築は新潟の平野に広がる「潟」の自然と公共性の接点として青木淳により設計されたものです。全方向の自然をシームレスに様々な角度や高さから自然を鑑賞することを目的に、螺旋状の「動線体」が採用されました。建築内部には登り・降りの二つの螺旋が配置されています。外観からは、二つのうち展望用の螺旋を見ることができます。
折り紙建築の制作ポイント:この建築の形状のキーワードは「逆円錐形」と「螺旋」ですね。紙で螺旋を表現することは難しいとしても、せめて逆円錐形をそれらしく表現できないものかと考えました。逆円錐形はどことなく螺旋に見えなくもなく、何とか建築の雰囲気をまとめることができました。(五十嵐暁浩)
「週刊折り紙建築クイズ」では、国内の近現代建築の名作を竣工年順に紹介していきます。掲載は毎週水曜の予定。折り紙建築の制作、写真撮影、解説文のいずれも五十嵐暁浩さんです。お楽しみに!




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