4月19日(日)の朝から新宿駅西口広場イベントコーナーで始まった「大成建設 設計作品展 2026─建築の“まえ”と“あと”─」展を、朝イチで見てきた。

2024年までは毎年、大成建設本社がある新宿センタービル1階ロビーで行っていたこの作品展。大成建設設計本部が「創設100周年」となる昨年から“街に飛び出す”方向となった。今回は昨年に続き新宿駅西口広場イベントコーナーが会場。結論から言うと、街への開かれ度が格段にアップしている。


この取り組みは入社5年以内の設計本部社員が中心となって進めている。毎年、会場構成を決める社内コンペがあって、今年は十数組の中から3組が最終に残り、彼らの展示計画が選ばれた。

まずは、大成建設のサイトから公式の主旨文。
当社設計本部主催 『大成建設 設計作品展 2026- 建築の“まえ”と“あと”-』 を新宿駅西口広場イベントコーナーにて2026年4月19日(日)~ 22日(水)に開催します。
当作品展は、入社5年目までの若手社員が企画・展示デザインを担い、昨年度竣工した設計施工作品のうち優秀作品に選ばれた15作品を紹介する展示会です。

今年のテーマは-建築の“まえ”と“あと”-です。

私たち大成建設設計部は、1925年の創設以来、日本の近代化や戦後の復興、経済成長、グローバル化といった社会の変化とともに、数多くのプロジェクトを手掛け 100周年の節目を迎えました。
設計者個人にとっても、プロジェクトの“まえ”と“あと”には成長や変化があり、建築は一人では創れない。“まえ”と“あと”の連続が人とのつながりを生み、知の継承が伝統を育てる。

今回のテーマは「建築の“まえ”と“あと”」
設計行為という「まえ」と「あと」を繋ぐ線=「糸」によって 展示空間を構成しました。 糸のヴェールが内外をやさしく区切り、新宿駅の中にひとつの包まれた空間を生み出します。
糸の隙間からは内部の様子が微かに透けて見え、駅を行き交う人々の興味を展示空間へと誘います。 外界からやさしく遮断された内部空間は、いっときの喧騒から離れ作品へと没入する時間を生み出します。
透ける、ゆらめく、触れる。糸ならではのやわらかな動きを持った展示空間をぜひご体験ください。

優秀作品に選ばれた15作品については、個々に書くと長くなるので、会場でご覧いただきたい。
筆者が気になるのはやはり会場構成。前年の展示を取材した筆者は、リポート(こちら)の中でこう書いた。
「正直、見せ方としてはかなりおとなしく見えた。会場内では落ち着いて展示を見ることができる。が、せっかくの人の流れからは無縁に感じた。たぶん、よほど建築あるいは大成建設に興味がある人でないと中に入ろうと思わない。自称『建築展ウオッチャー』でもあるので、辛口で申し訳ない」

人通りの多いイベントスペース(カオス感すら漂う場所)ということで、初年度は静かに展示が見られることを最優先したのだろう。それはわかる。今年の展示チームはその展示を見ているし、筆者の辛口のリポートも読んだらしいので、条件として有利だ。同じ場所なのに印象が大きく変わっていた。「外からは開いて見え、中からは閉じて見える」という、この場に求められる空間づくりを見事に達成していると感じた。











前回は約8000人が来場したらしい。今年は明らかに入りやすいので、もっといきそうだ。新宿方面に出掛ける方、ぜひのぞいて見ていただきたい。

■開催概要
「大成建設 設計作品展 2026- 建築の“まえ”と“あと”-」
開催日時 4月19日(日)~22日(水)
08:00 – 20:30(※22日、15:00閉幕↓
入場料 無料
会場 新宿駅西口広場イベントコーナー A1
https://www.taisei-techsolu.jp/news/2026/260327_10958.html
そしてもう間もなく、「TAISEI DESIGN“伝説と革新”」↓の新作2本も公開予定。お楽しみに!


