三菱地所と三菱地所設計は2025年春にリニューアルされた「丸の内建築保存部材倉庫」を2026年1月30日、メディアに初公開した。
三菱地所設計は、三菱社によって1890年に創設された「丸ノ内建築所」がルーツ。2023年には「継承設計室」を創設し、文化財の保存活用と共に、多様な建築物の価値継承に対応した設計・コンサルティングを実施している。「丸の内建築保存部材倉庫」は、三菱地所が丸の内に建設した建築物の保存部材が眠る倉庫で、2025年春に場所を移し、スペースを拡張した。
実は筆者は、今回のメディア公開に先立つ2025年5月に、「東京建築祭2025」のシークレットツアーで見学していた。このときに書いたリポートが諸事情により公開できずにいたので、以下に掲載する。
■2025年5月22日(木)15:00-15:40
【丸の内建築保存部材倉庫】初公開の倉庫に潜入、保存部材から紐解く建築の歴史と技術

このツアー、実行委員である筆者も何が見られるのか、当日まで知らなかった。この倉庫の存在自体がまだ公式発表されていないとのこと。そんなわけで、何をどこまで書いていいのかわからないので、写真キャプションとツアーの公式説明文(太字部、以下同)で想像してほしい。(宮沢洋)

明治期に生まれた赤煉瓦のビジネス街の時代から、何世代にもわたる開発が行われてきた丸の内には、歴史的建築の保存部材が眠る倉庫があります。今回初めて、関係者以外の立ち入りが実現。三菱一号館復元を手掛けた野村和宣さんと舘﨑麻衣子さんが、各建物の歴史や当時の建築技術を解説します。貴重な部材を通して、近代建築の継承と再生のプロセスを学びます。




【ガイド】
野村和宣(左の写真) 神奈川大学建築学部教授。東京建築祭実行委員。丸の内再構築の企画・日本工業倶楽部会館保存・三菱一号館復元・GINZA KABUKIZAなどの設計を担当。
舘﨑麻衣子(右の写真) 三菱地所設計継承設計室副室長。日本イコモス国内委員会事務局幹事。

