藤森照信先生と私(宮沢洋)の共著『画文でわかる モダニズム建築とは何か』が彰国社から5月10日に発刊になった。この本は、藤森先生の著作『人類と建築の歴史』の一部を宮沢がイラスト化したもので、巻末に藤森先生へのインタビュー […]
カテゴリー: 建築
前回、一切の「妥協」を許さない建築家の映画「摩天楼」について書いたので、それとは真逆の方向の映画を取り上げてみたい。NHK大河ドラマで話題の三谷幸喜が自ら脚本を書き、監督したコメディ映画「みんなのいえ」(2001年公開 […]
市の発表から約1週間遅れになってしまったが、これはBUNGA NETとして書くべきニュースだと思い、遅ればせながら取り上げる。三重県伊賀市は5月17日、公募型プロポーザルを実施していた「伊賀市にぎわい忍者回廊整備(忍者 […]
藤森照信先生と私(宮沢洋)の共著『画文でわかる モダニズム建築とは何か』が彰国社から5月10日に発刊になった。この本は、藤森先生の著作『人類と建築の歴史』の一部を宮沢がイラスト化したもので、巻末に「補講2」として、藤森先 […]
東京・銀座のイメージといえば、多くの人が思い浮かべるのは「銀座4丁目交差点」ではないか。銀座通りと晴海通りが交差する場所だ。そして、この交差点の“顔”として頭に刷り込まれているのが「和光本館」と「三愛ドリームセンター」 […]
今回は連載初のモノクロ映画である(よってイラストもモノクロ調にした)。アメリカで1949年に制作された映画『摩天楼』だ。「建築家を主人公にした本格映画」の先駆けとされ、映画通の建築好きの会話の中でしばしば話題に上る映画 […]
津山巡りの後編である。訪れたのはここだ。 分かるだろうか。横河健氏の設計で1998年に完成した「グラスハウス」である。1999年度の日本建築学会賞作品賞を受賞した建築だ。前回の記事(大改修後の「津山文化センター」を見 […]
自分は割と約束を守る方の人間だと思う。約束を守るとこんないいことがある。 背景の建物は、岡山県津山市の「津山文化センター」。中央の俳優のような男性は、文筆家で写真家で建築家でもある稲葉なおと氏だ。この写真がどうやって […]
「青森5館(AOMORI GOKAN)」巡りの後編である。前回は5館のうち、・弘前れんが倉庫美術館・青森県立美術館・青森公立大学 国際芸術センター青森を巡った。今回(青森3日目)は残り2館を巡る。・十和田市現代美術館・ […]
「青森5館(AOMORI GOKAN)」を全部言えるだろうか。私が勝手につくった造語ではない。2020年7月に設立された「青森アートミュージアム5館連携協議会」の取り組みだ。コロナ禍がずっと続いていて、まだ大きな連携イ […]
藤森照信先生と私(宮沢洋)の共著『画文でわかる モダニズム建築とは何か』が彰国社から発刊される。大手書店には今週末あたりから並びはじめ、アマゾンではGW終盤から発送が始まるという。 アマゾンはこちら。
「続編を楽しみにしています!」と本人には言っていたのだが、すごい形での続編となった。4月29日(祝)18:00~19:55放送のJ-WAVE(81.3FM)特別プログラムで、あの人が再び登場する。 以下、公式サイトの […]
4月24日、「東京海上ビルディングを愛し、その存続を願う会」が主催する講演会と見学会が開催された。ここでいう東京海上ビルディングは、前川國男の設計で1974年に完成した現・東京海上日動ビル本館のことだ。同社はレンゾ・ピ […]
やはり、の結果だった。日本建築学会は4月19日、2022年の日本建築学会賞の各賞を発表した。「作品」部門の受賞は以下の3件(以下 敬称略、学会発表順)だった。 「旧富岡製糸場西置繭所」齋賀英二郎(公益財団法人文化財建造 […]
入り口を入ると、まるでホグワーツ魔法魔術学校(ハリー・ポッターが通う学校)のような中世ヨーロッパ風の空間が出迎える。いきなりですが問題。この「茨城県立図書館」は、「図書館」になる前、何の建物だったでしょう? チッチッチ […]
ウィリー・ウォンカがつくるチョコレートは世界中の子供たちに大人気だ。しかし、その工場に入った者は誰もおらず、製造法は秘密のベールに包まれていた。ところが、商品に同封された黄金のチケットを引き当てた5人に、工場見学が許さ […]
2017年から大規模な改修工事を実施していた藤田美術館(大阪市都島区網島町)が、4月1日にリニューアルオープンした。 同館は、実業家の藤田傳三郎(1841~1912年)とその息子たち(平太郎、徳次郎)によって築かれた […]
発売前に重版(増刷)決定──。私(宮沢)もたくさんの本をつくってきたが、そんな経験はない。うらやましい。本日4月1日に山陽新聞社から発売となる、稲葉なおと氏の新刊『津山 美しい建築の街』の話である。
2つの超高層ビルをつなぐ空中庭園展望台のリフトアップ工事で、 施工者が考えて実施した アイデアはどれ? (1)リフトアップ当日まで 実施日を知らせず、街の人々を驚かせる(2)リフトアップを数カ月間かけてジワジワ行い、話 […]
公立美術館では初の大規模展となる建築家・吉阪隆正の展覧会「吉阪隆正展 ひげから地球へ、パノラみる」が3月19日から東京都現代美術館(MOT、東京都江東区)で始まった。この展覧会では、宮沢が描いたイラスト会場マップが無料で […]
「追悼展」と聞くと、悲し気な顔で行かなければならない感じがするが、本日開幕したこの追悼展は全くその必要はない。入り口からこんなお茶目な似顔絵が出迎える。
静岡県は3月7日、「新県立中央図書館整備事業」の設計者を選定する公募型プロポーザルで「C+A・アイダアトリエ・日建設計(エンジニアリング)設計企業体」を最も優れた技術提案書に特定したことを県のホームページで公表した。次 […]
「確認検査員」という“裏方”の仕事に脚光が当たるのは、建築関係者として喜ぶべきことなのかもしれない。でも、見ている最中、ずっと心がざわざわしてしまうドラマだ。今回取り上げるのは、2020年にカンテレ・フジテレビ系で放送 […]
遅ればせながら、映画「ドライブ・マイ・カー」を見てきた。この映画、いろいろな人から「宮沢さんは当然見てますよね?」と感想を求められるので、「いやまだ…」と答えるのが辛くなった。なぜ私が見ていると思われるかというと、ロケ […]
え、ここがホテル? 約束の時間にメモの場所に行くと、案内役の西澤崇雄さん(日建設計エンジニアリング部門 サスティナブルデザイングループ ヘリテージビジネスラボ)が建物の前で待っていた。西澤さんがいなければ、呉服屋か美術 […]
2月25日の午後4時半ごろ、2021年度の「JIA日本建築大賞」が宮崎浩氏(プランツアソシエイツ)の設計による長野県立美術館に決まった。 審査の様子がオンライン中継されていたので知っている人は知っていると思うが、報道 […]
作家で元・東京都知事の石原慎太郎が亡くなった。享年89歳。このニュースの中で、20代前半の石原慎太郎と弟の石原裕次郎(1934~1987年、享年53歳)が並ぶ写真を見て、裕次郎のあまりのキラキラぶりにこの映画を思い出し […]
香川県は旧香川県立体育館(設計:丹下健三、1964年)の利活用について、民間事業者から提案を募るサウンディング型市場調査の結果を1月17日に公表した。 1カ月も前の話をなぜ今書くか、というと、古巣の日経クロステックの […]
わけあって数日前から、自宅の6畳間に閉じこもっている。体は元気なのだが、取材に行くことができない。なので、部屋から一歩も出ずに書けるニュースをひとつ。1月下旬に発売になった「隈研吾 ARCHITECTURE MINIA […]
大阪中之島美術館(大阪市北区)が2月2日(水)に開館する。1983年に構想が発表されてから約40年。待望の開館記念展「超コレクション展」の内覧会が1月28日に開かれた。話題の建築は一番に見なきゃ、ということで、大阪まで […]