自由気まま、縦横無尽に飛び交う柱と梁。この小屋組を見みて、簡潔な感想を求められたら、ひとはどんな言葉を漏らすだろうか。今回の記事は、これを見て「なかなか〜!」とうなった人々が、次世代への継承を望む人々を応援する制度の話 […]
カテゴリー: 建築
解体が進む中銀カプセルタワービル。140個の住戸カプセルは、何を手がかりに大きさを決めた? (1)完成した状態でトラックに載せて公道を走れる大きさ(2)折りたたんだ状態でトラックに重ねて載せられる大きさ(3)着脱式の車 […]
話題になっている「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」を、遅ればせながら見に行ってきた。会場は江東区の東京都現代美術館。会期は2022年7月16日(土)~10月16日(日)だ。
感染者数は高止まりが続いているが、今年の夏休みはどうやら大きな行動制限はなしで過ごせそうだ。この2年間、全く耳にしなかった、子どもたちを集める建築イベントも耳にするようになり、その2つに行ってみた。
この連載の「名建築」は幅広い。前々回が商業ビル(三愛ドリームセンター)、前回が地下鉄の駅舎(銀座駅)と来て、今回は茶室である。訪れたのは愛知県犬山市の「日本庭園 有楽苑」にある国宝茶室「如庵」。日本に3つしかない国宝茶 […]
私の「白メシ建築」(毎日見ても飽きない建築)であった池袋マルイ(池袋西口共同ビル)がほぼ姿を消した7月末、Office Bungaの郵便受けに「(仮称)池袋西口プロジェクト説明会について(ご案内)」というタイトルの紙が […]
どうでもいい記事もたくさん書いているサイトなので、どうでもよくない記事が見逃されてしまうのかもしれない。世の中の話題になかなかならなくて歯がゆいので、改めて書くことにした。解体が議論されている坂倉準三設計の旧羽島市庁舎 […]
私ほど国内各地を巡っている人間も珍しいのではないかと思うのだが、新潟県三条市を訪れたのは今回が初めてだ。『隈研吾建築図鑑』(2021年5月発刊)を書いた者として、隈研吾氏の新作が2つ、立て続けにオープンしたと聞いては、 […]
2022年度の「JIA日本建築大賞」などを決める「日本建築家協会優秀建築選2022」の作品募集が始まった。応募締切は9月2日(金)だ。昨年に続き筆者(宮沢)が審査委員の1人を務める。審査会のメンバーは下記の5人だ。 ・ […]
アカデミー賞監督であるフランスのミシェル・アザナヴィシウス監督が日本の『カメラを止めるな!』(上田慎一郎監督)をリメイクした『キャメラを止めるな!』が、2022年7月15日から公開中だ。アザナヴィシウス監督、この映画に […]
「うらやましい!」は、建築好きにとって最高の褒め言葉である。行ったことのある人が少ないであろう「立山黒部アルペンルート」の建築ルポ後編は、村田政真(1906~1987年)が設計した「ホテル立山・室堂(むろどう)ターミナ […]
建築好きの間で「話したくなる建築」の最上位は、「実物を見た人が少ない建築」だ。「うらやましい!」は最高の褒め言葉である。筆者(宮沢)が脱サラした直後にブラジルに行ったのはそういう理由からだったが(こちらの記事など)、国 […]
Office Bunga総動員で制作した『イラストで読む建築 日本の水族館 五十三次』が青幻舎から発刊となる。 奥付上の発行日は2022年7月28日だが、アマゾンではすでに7月24日から発送が始まっている。本の雰囲気 […]
「東京・新橋」「メタボリズム」といったら、多くの人が思い浮かべるのは、黒川紀章氏が設計した「中銀カプセルタワービル」(1972年竣工)だろう。今年4月から解体が始まり、建築好きは悲しみに暮れているに違いない。しかし、そ […]
この連載では初めての「ネット配信限定」コンテンツである。素人の日常を追いかけるリアリティ・ショーと呼ばれるものだ。“素人”といっても、「芸能人ではない」という意味であって、主役の3人はいずれも“不動産のプロ”。それも、 […]
東京大学生産技術研究所の大学院生、大塚光太郎君の持ち込み企画である。企画書を見て、即連載決定。苦しい角度から撮った建築写真の刹那性に萌える!(ここまで宮沢洋) 人間と同じで、建築も会うたびにその表情を変える。東京タワ […]
仕事帰りに、東京メトロ銀座駅で地下鉄を乗り継ぐと、改札やホームの内装がガラッと変わっていた。2020年10月のことだ。ネットで調べてみると、ちょうどその日が新デザインのお披露目日だった。銀座線→日比谷線ホーム経由→丸ノ […]
午前中に区営プールに泳ぎに行ったら、もう夏休みなのかと思うくらいたくさんの小学生が泳ぎに来ていた。確かにこれだけ猛暑日が続くと大人も子どもも気分は夏休みだ。そんな気分のなか、友人から先ほどこの写真を送ってもらい、書き忘 […]
SNSでこの情報を見て「ウソだろう」と思った。だが、ネットで調べてみると、市のサイトに本当に載っていた。「名護市庁舎等更新検討に関する基礎調査業務委託に係る公募型プロポーザルの実施について※参加表明書類の提出は締め切り […]
弾丸建築展巡り3件目は、国立近現代建築資料館のある湯島から千代田線と東西線を乗り継いで早稲田へ。私(宮沢)の母校、早稲田大学早稲田キャンパスにある「會津八一記念博物館」で開催中の「早稲田建築 草創期の建築家展」だ。会期 […]
「SUEP.展」を乃木坂のTOTOギャラリー・間で見た後は、千代田線で東に15分ほどの湯島駅へ。駅から5分ほど歩くと、湯島天神の向かいにある「国立近現代建築資料館」(湯島地方合同庁舎内)に着く。ここでは“一般の人にもと […]
6月に入ってから都内で始まった3つの建築展をリポートする。いずれも内覧会や初日が出張と重なってしまい、既に他メディアで報道されているものもある。悔しい……。なので、得意の弾丸ツアー形式で、3件を効率的かつオーバーレイ的 […]
以前、このコラムで田村正和、木村拓哉、宮沢りえが三角関係を演じるドラマ「協奏曲」を取り上げた。そのとき、「このドラマはもし『恋の駆け引き』がなかったとしたら、『建築家の師弟のドラマ』として、かなりのリアリティー感を持っ […]
この記事をご覧になったタマディック(3番目に紹介)の広報の方から「建物内の写真を載せてもOK」と連絡があったので、1階エントランスホールの写真を追加した。(本文の青字部は2022年6月16日に加筆、黒字部は 2022年6 […]
坂倉準三が設計した三重県の伊賀市旧庁舎(旧上野市庁舎)が「MARU。architecture」の設計で再生されるかもしれない、という記事を書いた(こちら)。それを書いていたら、坂倉の生まれ故郷、岐阜県羽島市にある「羽島 […]
この映画、私は勝手に“韓流3大建築家ラブストーリー”の1つと位置付けている。3大というのは、誰もが知る韓流ドラマ「冬のソナタ」、本連載でも取り上げた映画「建築学概論」、そして今回取り上げる映画「私の頭の中の消しゴム」だ […]
書籍『画文でわかる モダニズム建築とは何か』(文:藤森照信、画:宮沢洋)発刊記念のスピンオフインタビュー(第1回、第2回、第3回)、お楽しみいただけただろうか。実は5月中、これとは別に、宮沢単独のスピンオフ企画を地味に […]
東京海上日動ビルの建て替えについては本サイトでも何度か記事にしてきた。・日曜コラム洋々亭36:NOIZによる東京海上リノベ提案に刺激を受け、勝手にリノベ対決(追記:建て替えはレンゾ・ピアノ)/2021年10月3日公開・「 […]
藤森照信先生と私(宮沢洋)の共著『画文でわかる モダニズム建築とは何か』が彰国社から5月10日に発刊になった。この本は、藤森先生の著作『人類と建築の歴史』の一部を宮沢がイラスト化したもので、巻末に藤森先生へのインタビュー […]
藤森照信先生と私(宮沢洋)の共著『画文でわかる モダニズム建築とは何か』が彰国社から5月10日に発刊になった。この本は、藤森先生の著作『人類と建築の歴史』の一部を宮沢がイラスト化したもので、巻末に藤森先生へのインタビュー […]