「早いもの勝ち」の東京建築祭ガイドツアー申込はここから! クラファンの返礼ツアーも狙い目

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 第2回となる「東京建築祭2025」が5月17日(土)~25(日)に、前回よりもエリアを拡大して開催される。今年は、全プログラム合わせて90件以上の建築が参加。「特別公開・特別展示」(無料‧予約不要)は43件、「ガイドツアー」(有料‧事前予約制)は85コース(210回)、イベントは8件(12回※連携企画除く)に増える。

エリア拡大のイメージ(資料:東京建築祭事務局)

 本日4月23日時点で空きがある「ガイドツアー」や「イベント」について、抽選空席分の「先着順申込」が本日14時から始まった。下記の一覧がそれだ。写真入りのものは比較的余裕があるもの、ないものはすぐに埋まりそうなもの。内容の詳細はツアー名をクリックして申込サイト「teket」で確認してほしい。

【丸の内・有楽町】設計者と巡る、戦後ビルと継承される目抜き通り 5/22(木)

(写真提供:東京建築祭事務局、以下も)


【神田ポートビル】設計者とめぐる、癒しと学びで育むまちの文化拠点 5/17(土)、 5/18(日)


【HAMACHO FUTURE LAB】“境界”を問い直す、建築再生プロジェクト 5/22(木)、5/23(金)


【ハイアット セントリック 銀座 東京】土地の記憶をつなぐアートとデザインを堪能、ランチ付きツアー 5/19(月)、5/20(火)、5/21(水)、5/23(金)


【TOKYO MIDORI LABO. 】小さな隙間に芽吹く建築、模型づくりワークショップ 5/24(土)


【岡田ビル】減築×デザイン、都市建築の再生プロセスとその魅力を体感 5/20(火)


【東京大学理学部2号館】紡がれてきた知の風景ー東京大学キャンパスの建築を読み解く 5/24(土)


【東京大学弥生講堂一条ホール】建築家と巡る、音と光が響きあう大規模木造建築 5/20(火)


【2k540】開発担当者と歩く、高架下を再生した新たなものづくりのまち 5/19(月)、5/20(火)


【東京大学弥生講堂アネックス】建築家と、木漏れ日と音が織りなす空間の秘密を探る 5/20(火)


【リクルート九段坂上KSビル】個とチームの相乗で創造性を高める、リノベーションオフィスを見る 5/17(土)


【銀座髙木ビル】建築家と日本一の木造建築を見学、コースランチ付き 5/20(火)


【汐留・新橋・イタリア街】東京スリバチ学会と歩いて知る街の個性 5/18(日)、5/19(月)

【東京文化財研究所】建築から読み解く、文化財保存の舞台裏
【国立近現代建築資料館】副館長が案内する、近現代建築の歴史と未来をつなぐ知のアーカイブ
【神田多町・須田町】震災から戦火を生き抜いた町並みを歩く
【大手町ビル】改修設計者と大手町ビル巡り、屋上庭園SKYLABを見学
【丸の内仲通り】135年の変遷をたどる、都市のランドスケープ
【日比谷公園】親子で探検、日本初・西洋式公園のひみつ
【丸の内建築保存部材倉庫】初公開の倉庫に潜入、保存部材から紐解く建築の歴史と技術
【旧東京中央郵便局】建築史家&改修設計者と、モダニズム建築の保存と再生を辿る
【江戸屋】享保創業の老舗とアールデコの出会う看板建築、内部を店主が特別案内
【浜町】まちづくりの仕掛け人と歩く、新たな魅力が生まれ続けるまち
【HAMACHO HOTEL&APARTMENTS】デザイナーの解説で、暮らしとホテル、手仕事と緑が融合する空間へ
【日比谷OKUROJI】開発担当者と紐解く、煉瓦アーチと鉄道高架下建築の魅力
【三井デザインテック本社】未来の働き方をデザインするオフィスを見学
【銀座の帝都復興建築】ヘリテージマネージャーと巡る、震災復興と銀座の建築遺産
【虎ノ門ヒルズ ステーションタワー】建築と都市の融合、設計担当者が案内する未来の都市デザイン
【丸の内】設計者による特別レクチャー、130年を超える丸の内開発の裏側とまち歩きの楽しみ
【日比谷OKUROJI】日本建築祭まつり — 私たちの「建築祭」を語り合う
【上野公園】美術・音楽・学びを支える建築探訪

クラファン返礼としての建築特別見学会もまだ間に合う!

 上記のガイドツアーとは別に、クラウドファンディングの「返礼」としてのツアーにもまだ参加枠が残っているものがある。応援金額はいずれも3万円。以下、興味をそそられるものがあればぜひ応援いただきたい。詳細および申し込みはクラファンのサイトへ。→https://motion-gallery.net/projects/tokyokenchikusai2025

◇【自由学園明日館】特別貸切見学会(昼) 5/7受付締切
開催日時:5月12日(月)14:00~16:00(定員20名)
世界を代表する建築家・F.L.ライト、その数少ない日本に現存する作品、自由学園明日館。そして、その高弟、遠藤新が手がけた講堂の特別見学会です。建築を愛する福田館長による案内付き。休館日に貸切でたっぷり見学いただけます。

◇【自由学園明日館】特別貸切見学会(夜) 5/7受付締切
世界を代表する建築家・F.L.ライト、その数少ない日本に現存する作品、自由学園明日館。そしてその高弟・遠藤新が手がけた講堂の特別見学会です。福田館長による案内付き。休館日の夜に見学できる機会は初の試みです。是非昼の顔とは異なる空間をご体験ください。
協力:自由学園

◇【横浜開港記念館】特別見学会
1917年に完成した重要文化財「横浜開港記念会館」を特別に見学します。横浜のシンボルを隅々までご案内するのは、保存修理の設計監理に携わった、文化財保存計画協会の野村光広さん。普段は立ち入れない時計塔や地階にも、今回は特別に入らせていただき、“ジャックの塔”の秘密を解き明かします。
開催日時:
6月7日(土)13:00~14:45(定員25名)
6月7日(土)15:00~16:45(定員25名)
協力:横浜開港記念会館

 なお、このBUNGA NETでなぜに東京建築祭をこれほど推しているかというと、筆者(宮沢)がその理念に賛同し、第1回から実行委員の1人を務めているからである。筆者も含め、委員は全員がボランティア。ガイドツアー参加費は、そのツアーの実施に必要な実費。クラファンは、特別公開など無料イベントを行うのに必要な金額を集めるためである。東京にこの祭りを定着させるために、ぜひともご支援をお願いしたい。(宮沢洋)