文化庁の「建築文化フェロー」である宮沢洋が架空の建築キャラクターで地方都市の建築ツーリズムを勝手に盛り上げる本企画。【アフター・ポストモダン編】では、バブル崩壊以降に竣工した建築を北から南へと応援していく(原則、各県1建築)。第2回は、青森県弘前市の「弘前れんが倉庫美術館」。提案するキャラクターは「シードルG」。

■キャラクター概要
名前:シードルG
住まい:弘前れんが倉庫美術館(青森県弘前市)
チャームポイント:光を受けてりんご酒のように輝くゴールドヘア
性格:髪型を変えてから陽キャに/ひ弱に見えて実は芯が強い/古いものを大切にする/犬が好き

■建築データ
名称:弘前れんが倉庫美術館
所在地:青森県弘前市吉野町2-1
設計:Atelier Tsuyoshi Tane Architects(建築)、スターツCAM(統括)、yasuhirokaneda STRUCTURE(構造)、スターツCAM(構造・設備)、岡安泉照明設計事務所(照明)
施工:西村組
竣工年:2020年
特徴・経緯など:約100年前に建てられた近代産業遺産の「吉野町煉瓦(れんが)倉庫」を大規模改修して現代美術館としたもの。改修設計は田根剛氏が中心になった。既存の倉庫は酒造工場として建てられ、戦後は日本初のシードル(りんごのお酒)の工場として、1965年まで稼働した。改修では組積造のれんが壁の中に、約1mの間隔で穴を開け、PC鋼棒を差し込んで補強。屋根はチタン葺きとした。光によって刻々と色を変える屋根は、建物の歴史にちなんで「シードル・ゴールド」と名付けられた。美術館の入り口には、弘前出身の奈良美智氏による白い犬の彫刻《A to Z Memorial Dog》が展示されている。








施設の方へ:このキャラクターがお気に召しましたら、どうぞご自由にお使いください!(宮沢洋)
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