1月10日から寺田倉庫G1ビル(東京都品川区東品川2-6-4)で『ガウディ没後100 年公式事業 NAKED meets ガウディ展』始まった。1月9日に行われた内覧会に行ってきた。世界への巡回を想定した展覧会のスタート展。会期は3月15日(日)までの約2カ月間。国内では4月17日(金)〜6月15日(月)にグラングリーン大阪内の「VS.」(昨年、安藤忠雄展が行われた会場)に巡回することが決まっている。


タイトルにある「NAKED」というのは、プロジェクションマッピングや体験型の映像制作を得意とするクリエイティブカンパニーである。

筆者は2023年夏に、1週間バルセロナに滞在し、バルセロナ周辺にあるガウディの建築を全部見た。当サイトにも書いたが、いくつか見ているうちに「ガウディ」と呼び捨てにするのが後ろめたくなり、心の中で「ガウディ先生」と呼ぶようになった。


この記事でも本当は「ガウディ先生」と書きたいところだが、変な人と思われそうなのでガウディと呼ぶ。(ガウディへの熱い思いは下記の記事を)
帰国後、いくつかのメディアにガウディの記事を書くことになり、いろいろ調べた。だからガウディについては、けっこう詳しい。今回の内覧会も、「たぶん知らないことはないだろうな」と思いつつ行った。実際、過去の話に限定すれば、知らないことはなかった(今後のことでは一部初耳もあった)。

それでも学ぶことはいろいろあった。見せ方だ。
映像系で「なるほどなー」と思った展示には、こんなものがある。





映像展示については、それぞれ「なるほどなー」とは思うものの、それ以上ではなかった。筆者が根っからリアル体験派だからかもしれない。
そんななかで、「おおっ」とテンションが急に上がったのは、この展示だ。






椅子に座れる展示にも、テンションが上がった。

「触れる」シリーズにもグッと来た。


大仕掛けの映像展示をつくらなくても、触ったり、座ったりすることで、人はこんなにも能動的な気持ちになれるのか、というのが本展での一番の発見だった。
東京近郊のガウディ好きは、おそらく2023年の東京国立近代美術館での「ガウディとサグラダ・ファミリア展」を見ているだろう。


あの展覧会は初めて知ることが満載のすごい展示だった。はっきり言って内容的にはあっちの方がすごかった。が、一方で、展示内容が専門的すぎて「建築外の人にわかるのか」と思う部分も多々あった。そういう部分をすごく柔らかくしたのが今回の展覧会だといえる。おそらく本展の関係者も2023年に東京国立近代美術館の展示を見ているだろうから、反省点をブレークスルーのステップにしたと想像される。本展は子どもを一緒に連れて行ってもそれなりに楽しめるのではないかと思う。
ただ、当たり前のことではあるが、展示を見てわかるガウディのすごさなんて、実物でわかることの1万分の1くらいだ。あなたもバルセロナで1週間ガウディを見て回れば、きっと「ガウディ先生」と呼ばずにはいられなくなる。ああ、次はどのタイミングで行こうかなあ…。(宮沢洋)



■開催概要
ガウディ没後100年公式事業 NAKED meets ガウディ展
開催場所:寺田倉庫 G1ビル 2階(受付ロビー)5階(展示エリア)
東京都品川区東品川2-6-4
会期:2026年1月10日(土)~3月15日(日)
※会期中無休(雨天決行、荒天時は中止の可能性あり)
開催時間:平日10:00~18:00(17:00最終入場) 土日・祝日10:00~20:00(19:00最終入場)
入館料:【平日】大人¥2,700(税込) 【土日祝】大人¥2,900(税込)
公式サイトはこちら→https://meets.naked.works/gaudi/

