越境連載「建築シネドラ探訪」19:ゲーリー・クーパーが天才建築家を演じる「摩天楼」はフランク・ロイド・ライトも距離を置いた問題作

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 今回は連載初のモノクロ映画である(よってイラストもモノクロ調にした)。アメリカで1949年に制作された映画『摩天楼』だ。「建築家を主人公にした本格映画」の先駆けとされ、映画通の建築好きの会話の中でしばしば話題に上る映画だ。主演は名優、ゲーリー・クーパー。恥ずかしながら、私は見たことがなかった。見て、あ然とした。想像していた内容と全く違っていたのだ。

(イラスト:宮沢洋)

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