「建築好き」にお薦めするこの夏の展覧会。第3回は、7月10日から大阪市立住まいのミュージアムで開催されている「掌(てのひら)の建築展」だ。「出張のついでに見に行きます」と伝えたら、なんと監修者のお2人が出迎えてくれた。 […]
2021年7月
以前、「ギャラ間は建築関係者にとって『光』である」と書いた(今年1月のこの記事→ギャラリー・間が約1年ぶりに再開、中川エリカ展に見る「おおらかな細かさ」)。ギャラ間とは東京・乃木坂の「TOTOギャラリー・間(ま)」のこ […]
俳優の田村正和さんが亡くなった。私が目にした記事の1つに、「唯一無二の刑事像を作り上げた」というフレーズがあった。これは、誰もが知る刑事ドラマ「古畑任三郎」を指しているわけだが、私の中では俳優・田村正和は「唯一無二の建 […]
去年の今ごろは、まさか2年続けてコロナ制限の夏になるとは全く想像していなかった。五輪中継も「建築」がちっとも映らない(代々木競技場をもっと映して!)。それでも、昨年は建築系の展覧会がほぼ全滅だったのが、今年はかなり復活 […]
「使い方は出来上がってから考えるので思ったように造ってください」──。クライアントである一般社団法人倫理研究所の理事長から内藤廣氏へのリクエストだ。うーむ、自分だったらそれは困る。どうするのか。内藤氏が出したちょっと意 […]
「パビリオン・トウキョウ 2021」の師弟対決、前回の石上純也氏「木陰雲(こかげぐも)」に続き、今回は妹島和世氏による「水明(すいめい)」である。ともに中国の史書に出てきそうなタイトルをつけるのもやっぱり師弟だなあ、と […]
2021年度の「JIA日本建築大賞」などを決める「日本建築家協会優秀建築選2021」の作品募集が始まった。応募締切は9月3日(金)だ。今年度は筆者(宮沢)が審査委員の1人を務める。審査会のメンバーは下記の5人だ。 ・佐 […]
なるほど、こうきたか…。凡人(私)の想像を裏切り続けるこの発想、さすが石上純也氏である。 今回の五輪で、コロナ禍は別の話として、「このままでは建築が盛り上がらない」と思っていた人は多いと思う。日経ビジネスの記事(新旧 […]
オリンピック・パラリンピックとも原則「無観客」での開催となり、隈研吾氏が設計の中心になった国立競技場が、「まるで無観客開催を予知していたかのようだ」とSNSがざわついている。当初予定では4回だったこの連載だが、5回目と […]
長野県は7月16日、AS・昭和設計共同体が設計を進める「松本平新陸上競技場」の基本設計を県のホームページで発表した。「AS」は青木淳建築計画事務所が社名変更したもの。昨年7月24日、公募型プロポーザルで、青木淳建築計画 […]