速報!安藤忠雄氏がイタリア『ドムス』誌2021年の編集長に、創刊100周年企画で

 世界で最も影響力のある建築専門誌の1つ、イタリアの『ドムス』で、日本の安藤忠雄氏が2021年の1年間、ゲスト編集長を務めることが発表された。先ほど、12月3日18時(日本時間)にFacebookおよびInstagramで、就任発表がライブストリーミングされた。

(Instagramのライブストリーミングからキャプチャー、下も)
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梓設計がバーチャル空間設計に取り組んだ、スペインのインテリア製品の「バーチャル展示会」後編

【取材協力:スペイン大使館経済商務部】

 インターネット上でスペインの最新のインテリア製品を見られる「バーチャル展示会」の後編である。展示会はICEXスペイン貿易投資庁と駐日スペイン大使館経済商務部が主催するもので、8社が参加。バーチャル空間はブラウザベースでつくられており、VRゴーグルなどは不要だ。

 前編に続いて今回は、出展製品の詳細を見られる「ブランドブース」を訪れてみよう。コンセプト立案から展示デザイン、バーチャル空間の設計までのすべてを手掛けた梓設計に開発秘話も聞いた。

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池袋建築巡礼05:「落水荘」思わす婦人之友社ビル、F.L.ライト直伝・遠藤楽が設計

 「池袋」「フランク・ロイド・ライト」といったら、思い浮かぶのは「自由学園明日館」(1921年、国指定重要文化財)だろう。我がOffice Bungaの事務所から徒歩十数分の住宅街にある“池袋の宝”だ。その北東側にライト風のオフィスビルがあるのをご存じだろうか。自由学園の講堂(設計:遠藤新)ではない。それは北西側。明日館を背にして左手の方にある3階建てのオフィスビルが今回の巡礼地だ。婦人之友社の本社ビルである。

(写真:宮沢洋、以下も)
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スペインのインテリア製品の「バーチャル展示会」が開催中、なんと梓設計が展示空間をデザイン

【取材協力:スペイン大使館経済商務部】

 インターネット上でスペインの最新のインテリア製品を見られる「バーチャル展示会」が開催されている。ICEXスペイン貿易投資庁と駐日スペイン大使館経済商務部が主催するもので、8社が参加。ブラウザベースで、VRゴーグルなどは不要。いつでもどこでも展示会を訪れることができる。梓設計がコンセプト立案から展示デザイン、バーチャル空間の設計までのすべてを手掛けた。

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日曜コラム洋々亭24:3年後には解体開始? 佐藤武夫の旭川市庁舎が問う「クロノデザイン」

 北海道に出張があったので(札幌ではない)、ずっと気になっていた旭川市庁舎(1958年、設計:佐藤武夫)を見に行った。気になっていた、というより後ろめたく思っていた、が正確かもしれない。

(写真:宮沢洋、以下も)
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越境連載「建築シネドラ探訪」02:映画「タワーリング・インフェルノ」、パニックドラマの最高峰にして超高層災害の予言書

「建築シネドラ探訪」の第2回が「LIFULL HOME’S PRESS(ライフルホームズプレス)」で公開されているので、ぜひ!(宮沢洋)

 「建築」の仕事をするようになってから30年、この映画をずっと見たいと思っていた。

建築家役のポール・ニューマンです(イラスト:宮沢洋)
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日曜コラム洋々亭23:歴代1位うかがう「鬼滅の刃」、建築関係者のための5分間講座

 生来のミーハーなもので、大ヒットしている「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」を映画館で見た(コロナ後、初映画館!)。なるほど確かに面白くて、その前段に当たるテレビ版全26話をAmazonプライムで全話見てしまった…。

ファンが納得する絵が描けそうもないので、後ろ姿で逃げました
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浦辺鎮太郎展@横浜赤レンガ、圧倒的な情報量を面白がるための3つのポイント

 「建築家 浦辺鎮太郎の仕事 横浜展 都市デザインへの挑戦」が11月14日から、横浜赤レンガ倉庫で始まった。浦辺鎮太郎(1909~91年)は、岡山県倉敷市を拠点として「倉敷国際ホテル」(1963年)や「倉敷アイビースクエア」(1974年)などの代表作を残した建築家で、横浜市内にも複数の建築を設計した。

倉敷アイビースクエア(1974年)(写真:宮沢洋、以下も)
倉敷国際ホテル(1963年)
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【11月18日から事前予約が不要に】「21_21」でトランスレーションズ展、やさしいデザインを包み込む“やさしい空間”

下記の展覧会は11月18日から事前予約が不要になった。お近くに用事のある方は、コロナ対策に留意しつつ、足を運んでみてはいかがだろうか。来館時の注意は、こちらへ。http://www.2121designsight.jp/reservation.html  (以下の記事は2020年10月21日に公開したものです)

『トランスレーションズ展 ─「わかりあえなさ」をわかりあおう』が10月16日から東京ミッドタウン内の「21_21 DESIGN SIGHT」で始まった。先行して10月15日に行われたオンライン記者会見と実際の展示の様子を、東京工業大学修士課程に在籍する加藤千佳さんがリポートする。(ここまでBUNGA NET)

「異種とむきあう」ゾーンに展示される『NukaBot v3.0』(Ferment Media Research)。ぬか床に住む微生物と話すことができる(写真:加藤千佳、以下も)
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日曜コラム洋々亭22:「もし前川國男がDXと向き合ったら」、木村駿著『建設DX』に思う

 古巣の「日経アーキテクチュア」のデスクの1人、木村駿・副編集長から新著『建設DX』(日経BP、2020年11月10日発刊)が届いた。テレワーク下でもあれほど本誌の記事を生産しながら、いつの間にか単著を1冊書き上げてしまうのは、さすが木村デスク。このサイトではもっぱら意匠系の話を書いている私だが、後輩の本に刺激されて、たまには技術系の話を書いてみようと思い立った。

(イラスト:宮沢洋)
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大阪メトロもこの人!色部義昭氏監修の日本デザインセンター60周年展で「品の良さ」を考える

 日本デザインセンターが創業60年を機に企画した展覧会「VISUALIZE 60 Vol.1」が明日11月10日から東京・銀座の日本デザインセンター東京本社13階「POLYLOGUE(ポリローグ)」で始まる。展覧会のディレクターであるグラフィックデザイナーの色部義昭氏(日本デザインセンター取締役)に、ひと足早く会場を案内してもらった。

色部義昭氏。グラフィックデザイナー。日本デザインセンター取締役。1974年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了後、日本デザインセンターに入社。2011年より色部デザイン研究所を主宰。国立公園ブランディング、草間彌生美術館・市原湖畔美術館・天理駅前広場CoFuFun・須賀川市民交流センターtetteなどのVIとサイン計画を担当。「富山県美術館の目印と矢印」などの展覧会デザインなど、グラフィックデザインをベースに平面から立体、空間まで幅広くデザインを展開(写真:宮沢洋、以下も)
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日曜コラム洋々亭21:全79施設の壮大なスタンプラリー、「せとうち美術館ネットワーク」がすごい

 11月の頭に、瀬戸内の大三島(おおみしま)→大島→今治→高松→豊島(てしま)→犬島を巡ってきた。大三島、大島、犬島の3島は、初めての来訪。いずれも建築好きの人にはいつか必ず行ってほしい魅力的な島だった。

大三島の今治市伊東豊雄建築ミュージアム(写真:宮沢洋、以下も)
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ツウ好みの「レゴ世界遺産展」、改修終えた富岡製糸場「西置繭所」で開催中

 足かけ6年の保存整備工事を終えた世界文化遺産・富岡製糸場(群馬県富岡市)の「西置繭所(にしおきまゆじょ)」をメイン会場として、「レゴブロックで作った世界遺産展」が10月31日に始まった。「ハウス・イン・ハウス」の手法で改修したレンガ建築と、レゴでつくった世界の名建築の両方が楽しめる。

(写真:宮沢洋、以下も)
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新旧横浜市庁舎を題材に「M meets M」展、村野・槇両巨匠のパブリックスペース観を知る

『M meets M 村野藤吾展 槇文彦展』が10月30日から横浜・馬車道の2つのBankART展示会場で始まった。槇文彦氏が設計に参加した新・横浜市庁舎が今年2020年6月末に全面開業したことを記念し、同時に村野藤吾の設計による旧庁舎の一部が解体されることを惜しむものだ。東京工業大学修士課程に在籍する加藤千佳さんが村野藤吾展と槇文彦展の両展をリポートする。(ここまでBUNGA NET)

「旧第一銀行横浜支店」(1929年)の一部が移築・保存され、槇総合計画事務所の設計により高層オフィスビルが複合された「横浜アイランドタワー」(2003年)。旧第一銀行横浜支店部分にある「BankART Temporary」が槇文彦展の会場だ。(写真:加藤千佳、以下も)
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建築の愛し方09:新刊「世界のビックリ建築」はキッチュな建築集ではなく、「建築の王道」─白井良邦氏

書籍「WONDER ARCHITECTURE 世界のビックリ建築を追え。」が扶桑社から本日、10月28日に発刊された。著者である白井良邦氏が、出来立てホヤホヤの書籍を抱えてOffice Bungaを訪ねてくれた。(聞き手は宮沢洋)

表紙にもなっている南仏の「ゴーデ邸」。フランスの建築家、アンティ・ロヴァグ(1920~2014年)が設計。1968年から50年にわたり建設が続いている(写真:JP de Rodliguez Ⅲ)
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日曜コラム洋々亭20:オンラインでハードル下がったイケフェス大阪、お祭り感は“生”で

 手伝いの身として、「大丈夫かな今年のイケフェス…」と心配を抱えつつ初日を迎えた今年の「イケフェス大阪(生きた建築ミュージアム フェスティバル大阪)2020」。いやいや、心配無用だった。昨日はほぼ1日中見ていたが、どのコンテンツもよくできていた。パチパチパチ。今日の2日目(最終日)を安心してお薦めできる。

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越境連載「建築シネドラ探訪」スタート!「LIFULL HOME’S PRESS」で今日から

 住まいのWEBメディア「LIFULL HOME’S PRESS(ライフルホームズプレス)」で、宮沢が文章とイラストを書く「建築シネドラ探訪」という連載が始まる。第1回は本日、10月23日お昼前に公開された。以下はその前書きだ。

 建築や住宅、それを設計する「建築家」は、映画やテレビドラマの中でどう描かれているのか。憧れ? 独りよがり? 日常とは隔絶した存在? 元・建築雑誌編集長で画文家の宮沢洋(BUNGA NET編集長)が、「名セリフ」のイラストとともに、共感や現実とのギャップをつづる。

 初回で取り上げたのは、現在公開中の「建築と時間と妹島和世」だ。

(イラスト:宮沢洋)
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「大阪の石本喜久治」@イケフェス2020、磯達雄の進行で10月24日(土)17時に生配信!

今週末の「イケフェス大阪(生きた建築ミュージアム フェスティバル大阪)2020」でOffice Bungaが関わっているイベントの2つ目は、10月24日(土)17時~18時30分にライブ配信されるトークイベント「分離派100周年記念企画展 大阪の石本喜久治」です。磯達雄がモデレーターを務め、熱く深い話を引き出します。お見逃しなく! (ここまでOffice Bunga)

桃園第一小学校(1924年)(写真提供:石本建築事務所)
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イケフェス人気企画「セッケイ・ロード」、3社増で今週末にオンライン開催

 コロナのために、今年の「イケフェス大阪(生きた建築ミュージアム フェスティバル大阪)」はオンラインでの開催となる。開催日は今週末、10月24日(土)と25日。我がOffice Bungaは今年、2つの企画に深く関わっている。1つは磯達雄が仕込んでいるトークイベント「大阪の石本喜久治」。もう1つは、私(宮沢)がお手伝いしている「セッケイ・ロード」だ。

今年のセッケイ・ロードに参加する9社(五十音順)。各社のロゴと背景の建築は私が描きました!(イラスト:宮沢洋)
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日曜コラム洋々亭19:重文に戦後建築2件内定、50年代「八勝館」と「カマキン」の次は「あれ」?

 国の文化審議会(会長:佐藤信)は10月16日、16件の建造物を新たに重要文化財(以下、重文)に指定するよう、文部科学相に答申した。びっくりしたのはこの中に戦後建築が2つも含まれていること。そのことだけでもびっくりなのだが、選ばれた2件の意外性にまたびっくり。重文内定となったのは、堀口捨己が設計した「八勝館」(1950年竣工、名古屋市)と、坂倉準三が設計した「旧神奈川県立近代美術館」(1951年竣工、鎌倉市)だ。

八勝館御幸の間(写真:磯達雄)
旧神奈川県立近代美術館(写真:宮沢洋)
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結成から100年「分離派建築会」を再検証する展覧会がまず東京で

 「分離派建築会100年展 建築は芸術か?」が東京のパナソニック汐留美術館で開催中だ。「分離派建築会」は1920年(大正9)年、東京帝国大学建築学科の卒業を目前に控えた学生6人が結成したグループであり、日本で最初の近代建築運動とされる。

会場の入り口風景(写真:特記以外は長井美暁)

 本展には、2012年から分離派建築会の調査研究を行ってきた「分離派100年研究会」(代表:田路貴浩・京都大学教授)が学術協力している。

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日曜コラム洋々亭18:大谷幸夫の「国立京都国際会館」でワーケーション始まる、コロナで下がる名建築の敷居

 最近、にわかに耳にすることが増えた「ワーケーション」。それをまさか築54年のこの名建築で聞くとは…。建築家・大谷幸夫の代表作である「国立京都国際会館」(京都市左京区宝ヶ池、1966年竣工)で、10月6日から「ワーケーションの日」が始まった。

(写真:国立京都国際会館)
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2つの石元泰博写真展、モダニストたちを魅了した“非リアル”な視点

写真家・石元泰博(1921~2012年)の生誕100周年を記念する写真展が東京都写真美術館で9月29日から、東京オペラシティアートギャラリーで10月10日からそれぞれ始まった。東京工業大学修士課程に在籍する加藤千佳さんが両展をリポートする。(ここまでBUNGA NET)

展示風景@東京オペラシティアートギャラリー。10月9日午後に開催された内覧会の様子(写真:加藤千佳、以下も)
展示風景@東京都写真美術館。開幕後の10月2日に撮影
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池袋建築巡礼04:西口娯楽のシンボル「ロサ会館」、巨大なピンク外壁の理由が分かった!

 牛歩で進めている「池袋建築巡礼」。速報系の記事も読んでほしいが、こういうじっくり踏み込んだ記事もぜひ楽しんでいただきたい。4回目の今回は、池袋西口利用者ならば誰もが知っているであろう、それでいて地元民にも詳細が分からない「ロサ会館」だ。西口のロマンス通り沿いにそびえるピンク色の総合アミューズメントビルと言えば分かるだろうか。

(写真:宮沢洋、以下も)
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6000トンの巨石で覆った「消える建築」、隈氏の挑戦心を廣澤美術館で知る─茨城ルポ後編

 隈研吾・茨城ルポの後編である。昨日の記事(隈建築が茨城県で続々完成、「茶蔵」「さかいサンド」など境町の5件全部見た!)を読んで、「隈研吾、木の建築ばかりじゃん」「手持ちのボキャブラリーを使い回し過ぎでは?」と思った方、ぜひ今回の記事を読んでいただきたい。「手持ちのボキャブラリーを使い回すこと」の是非については、私はむしろ肯定派で、それについて書きたいこともあるのだが、それは次の機会にする。今回はとにかくこの建築を見てもらいたい。

(写真:宮沢洋、以下も)
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隈建築が茨城県で続々完成、「茶蔵」「さかいサンド」など境町の5件全部見た!

 「隈研吾氏の建築の集積地」と聞いたら、思い浮かぶのは高知県の梼原(ゆすはら)町だろうか。あるいは栃木県の那須周辺だろうか。それらの背中を猛追し、追い抜かんとしているのが茨城県境町である。まずは竣工年順に外観を全部見てみよう。

「さかいサンド」。2018年10月オープン(写真:宮沢洋、以下も)
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九州唯一の丹下建築・日南市文化センターのトークイベントに建築巡礼コンビが登壇!

 宮崎県の日南市文化センター(設計:丹下健三、1962年竣工)で9月12日(土)にトークイベント「見る・伝える 建築っておもしろい!」が開催され、Office Bungaの磯達雄と宮沢洋が講師として登壇した。磯は単独での訪問もあって3回目、宮沢は日経アーキテクチュアの連載「建築巡礼」で2004年秋に同施設を取材してから、16年ぶりの再訪となる。

日南市文化センターの北側外観(写真:長井美暁、以下も)
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日曜コラム洋々亭17:森山大道が密着映画で見せた「生真面目さ」に共感、いつか建築写真集が見たい!

 このドキュメンタリー映画は冒頭、菅田将暉の独白で始まる。その人はずっと「憧れの人だった」と。誰が憧れの人なのか。緒形拳でも役所広司でもない。映画の主役は写真家の森山大道である。

 そして、菅田将暉だけでなく世界の写真好きが憧れる森山大道が、映画の中盤辺りでつぶやくこのセリフ。「そうか」「そうなのか」と、肩の力が抜ける感じがした。

(イラスト:宮沢洋)
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コロナ禍の今こそ「ワクワク」を語れ!シティラボ東京のオンライン連続対談がスタート

 知人から「東京の未来を考えるオンラインイベントを取材しませんか」と声を掛けられ、どうしようかなあ…と迷った末に、見てみることにした。9月24日(木)20時~21時30分に開催されたオンラインイベント、「東京のワクワクする未来を考える 建築家 重松健×ライゾマティクス 齋藤精一 produced by シティラボ東京」である。

イベント冒頭の画面キャプチャー(以下の画像も画面キャプチャー)
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