連載「よくみる、小さな風景」03:土地に根ざした「聖ナル」場からの気づき──乾久美子+Inui Architects

建築家の乾久美子氏と事務所スタッフが輪番で執筆する本連載。第3回は乾久美子氏による「聖ナル」≒「宗教空間」考。乾画伯のイラストにナビゲートされつつ、一緒に観察してください。(ここまでBUNGA NET編集部)

 今回は「聖ナル2」を取り上げる。「聖ナル」という言葉は、ちょっと変わった感じがするかもしれない。これは、オリジナルの「小さな風景からの学び」のメンバーである谷田一平君の命名で、当時はアニメ的なノリを面白がって決めた言葉だ。しかし、宗教空間は土地に根ざしたものが多く、「定着の作法=ナル」を多様な方法でみせてくれているともいえて、意外と的を射ている。引き続き調査を続けるにあたってこれ以上の言葉はないと思って、「聖ナル2」となった。

 こんな言い方をするとバチがあたりそうだが、宗教空間は多くのものが風景や地形と共にあって、本当によくできているデザインだな、うまいなと思う。その場所の空間構造が読み取られ、わずかな地形の起伏にさまざまな意味が見出され、そこに宗教的な想像力が加えられていく。そして、すこしばかりの地形改変や建造物が追加されることで空間は分節され、宗教的な世界観を体現する新しい構造が生み出されていく。さらに、自然環境と人工物とが一体となった空間構造のまわりにさらに意義深い地形の機微が発見され、宗教世界が補強されていく。このような生き生きとした相関関係が感じられる。

(イラスト:乾久美子)
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越境連載「イラスト名建築ぶらり旅」最終回:三段重を食べつつ思う、ヘリテージの未来──元離宮 二条城

 「二条城で昼食を」──。当連載ガイド役の西澤崇雄さん(日建設計ヘリテージビジネスラボ ダイレクター ファシリティコンサルタント)から、「次は二条城の香雲亭(こううんてい)でランチを食べる取材です」と聞いたときから、そのフレーズが頭に浮かんでいた
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(イラスト:宮沢洋)

 なお、本連載はこの回でひとまず最終回となる。連載をまとめた書籍『はじめてのヘリテージ建築』が2023年6月19日に日経BPから発刊予定。アマゾンはこちら

書籍『はじめてのヘリテージ建築』。2023年6月19日発刊

ChatGPTや画像生成系AIを使ってみてこう思う──山梨知彦連載「建築の誕生」03:デジタル/アナログ

 前回は「内/外」と題して、僕にとっての建築の原点は建築の内部と外部のつながりにあり、その内外のつながりの妙味の中に「建築の誕生」の手掛かりがあるとの想いを述べさせていただいた。

 今回は「建築の誕生」へと近づくための「道具」として、「デジタル/アナログ」について考えてみたいと思う。一般的には対立の構図として置かれそうなこの両者であるが、僕がたどり着いた「建築の誕生」への術は、「デジタルも、アナログも」というどん欲なものだ。

■生成系AI

 昨年の後半からコロナによる規制が緩和され、講演会などで話をする機会も増えてきた。僕は、その度に飽きもせず「2023年はAI統合元年になる!」と繰り返し唱えてきた。その理由は、今、世間を騒がせている言語生成系AI の「ChatGPT」や、画像生成系AIの「Stable Diffusion」などを、2022年末、登場と同時に自分で実際に使ってみて「これは使える!」と確信したからである。しかし、どういうわけか、「建築の誕生」に最も近い立場にいる建築家の中には、デジタルを生理的に嫌うテクノフォーブが多い。「デジタルか? アナログ?」というテクノフォビアにさいなまれた方々をこの道に誘い込むため(笑)、ここでその使い勝手を簡単に再現してみたいと思う。

 ChatGPTに「建築分野において、炭酸ガスの排出を、建設時にも実際の運用時にも、効率的に抑制するための具体的な手法を教えて。」と日本語で入力してみると(ChatGPTは本来は英語で使うのが標準だが、AIにより多言語を理解する能力も備えている)、すぐに次のような回答が返ってきた。(太字部)

「建築分野において炭酸ガス(二酸化炭素)の排出を抑制するためには、以下の具体的な手法を考慮することが重要です。

1.エネルギー効率の向上: 建物の断熱性能を向上させることで、冷暖房のエネルギー使用量を削減できます。断熱材の改良や高性能窓の導入などが効果的です。また、エネルギー効率の高い設備や照明の採用も重要です。

2.再生可能エネルギーの利用: 建物に太陽光パネルや風力発電装置を設置し・・・(中略)・・・効率的な運転を維持します。

これらの手法は、建築物のライフサイクル全体で炭酸ガス排出を削減するための方法です。建築家、設計者、施工者、運用管理者など、建築に関与するすべての関係者が協力して取り組むことが重要です。また、地域の規制や認証制度に基づいた指針や基準に従うことも推奨されます。

 このように、優等生的な回答がごく自然な日本語で「生成」された。悔しいが、「自分の頭ではまだかたちになっていなかった」もやもやしたものが整理整頓され、うまい具合にまとられているような気がした。不明点やもっと知りたいことがあれば、会話を続けることで次々と答えてくれる。いかがだろうか? すぐにでも仕事に使えそうではないか。

 次は、よりデザインワークにより影響が大きそうな画像生成系AIを試してみた。画像生成系AIの一つ「Stable Diffusion」に、僕好みの建築や都市デザインを連想させる英単語8語ほどをカンマで区切りながら入力してみると、数十秒から数秒で次のような画像が生成された。パラメータを調整しながら、1時間ほどで約100枚の画像が「生成」できた。その中から「自分の頭ではまだかたちになっていなかった新しい方向を示唆」しており、実務のヒントになりそうなものを感覚的に選んだ。次の画像がそれだ。

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「ふくしま建築探訪」のイラスト約50件が画了、福島市「アオウゼ」ではパネル展開催

 宮沢洋(筆者)のイラストルポ20件をパネル展示する「ふくしま建築探訪展~福島県内の注目すべき建物~」が6月3日(土)から福島市アクティブシニアセンター・アオウゼで始まった。これとほぼ同じタイミングで、宮沢が昨夏から描き続けていた福島県の建築サイト「ふくしま建築探訪」のイラスト約50件が描き終わった。

福島市アクティブシニアセンター・アオウゼ(福島市曾根田1-18 MAXふくしま4階)での展示風景。会期は6月3日(土)~6月30日(金)。入場無料(写真:宮沢洋)
A4サイズで描いた絵を拡大展示している
福島県の建築サイト「ふくしま建築探訪」で宮沢が担当した「ふくしまが誇る注目20選」のページ

 「ふくしま建築探訪」については、途中段階でも本サイトで紹介しているが、こちらの話から説明した方が分かりやすいので、こちらからいく。

 「ふくしま建築探訪」は福島県が福島県建築士事務所協会とともに作成したWEB サイト。県内の有名建築約200件の写真と概要データが整理され、グーグルマップにひもづけられている。

「ふくしま建築探訪」内の地図のページ。もとのページはこちら

 最初にリストを見せられたとき、7割くらい知らなかった。でも、実際に見てみると、どれも確かにいい。このリストは地元の建築関係者でないとつくれない。

 宮沢がこのサイトで何をしたかというと、大学や建築関係団体によって選定された以下の20件(ふくしまが誇る注目20選)を実際に訪れ、イラストルポを描いた。イラストはどの建築も、6コマで構成される。スマホでリズム良く読めるようなものを目指した。下記からそれぞれのイラストルポにリンクを張ったので、気になるものをクリックしてみてほしい。

会津若松市北会津支所のイラストの一部

01旧小塩邸 くるめがすりの家(1931(1994移築))設計者:遠藤新
02福島県教育会館(1956)設計者:ミド同人、大高正人
03三春町民体育館(1978)設計者:大高建築設計事務所
04三春町歴史民俗資料館・自由民権記念館(1982)設計者:大髙正人
05福島県立美術館(1984)設計者:大高建築設計事務所
06郡山市立美術館(1992)設計者:柳沢孝彦
07棚倉町文化センター(1995)設計者: 古市徹雄・都市建築研究所
08いわき市立草野心平記念文学館(1998)設計者:邑建築事務所 陽田秀夫
09ビッグパレットふくしま(1998)設計者: 北川原温建築都市研究所
10会津若松市北会津支所(1999)設計者:古市徹雄都市建築設計所
11ふくしま海洋科学館 アクアマリンふくしま(2000)設計者:日本設計
12福島県男女共生センター(2000)設計者:槇総合計画事務所
13福島県ハイテクプラザ会津若松技術支援センター(2001)設計者: 株式会社古市徹雄・都市建築研究所
14福島県立郡山支援学校(2002)設計者:渡部和生/惟建築計画
15三春交流館「まほら」(2003)設計者:大髙正人 大髙建築設計事務所
16絵本美術館「まどのそとのそのまたむこう」(2004)設計者:安藤忠雄
17猪苗代のギャラリー(2013)設計者:柴﨑恭秀
18はじまりの美術館(2014)設計者:竹原義二/有限会社無有建築工房
19喜多方市本庁舎(2015)設計者:ナスカ
20須賀川市民交流センター(2018)設計者:石本・畝森特定設計共同企業体

「どうしても描きたい!」(自腹執筆)はディープな建築好き向き

 当初のミッションは「注目20選」のイラストルポだけなのだが、200件の元リストの中に落とすのがしのびないものが多くて、「タダでいいから描かせて」と言ったら、その提案が通った。「どうしても描きたい!」というアイコンをつけて、1建築につき1コマだけイラストを描くことにした。1件のボリュームは少なくが、描いた件数は「どうしても描きたい!」の方が多い。

「どうしても描きたい!」で描いたものの1つ「相馬こどもみんなの家」(2015)設計者: 伊東豊雄、クライン ダイサム アーキテクツ

 「タダでも描きたい」くらいだから、ディープな建築好きには、たぶんこちらの方がグッと来るものが多いと思う。ぜひ下の方までスクロールして見てほしい。宮沢の特におすすめは下記だ。

・猪苗代第二発電所(1918)設計者:辰野葛西事務所
・旧大越娯楽場(1926)設計者:今 和次郎
・泉崎村資料館(1993)設計者:湯澤建築設計研究所
・HOTELLI aalto(2009)設計者:第一期:益子義弘+河合俊和+大竹慎太郎、第二期:益子アトリエ+大竹慎太郎
・南相馬市消防・防災センター(2015)設計者:永山建築設計事務所、小堀哲夫建築設計事務所

 描きたかったものはすべて描いて提出したのだが、施主の確認待ちで未掲載のものがいくつかある(最新の掲載状況はこちら)。未掲載のなかでも下記は特に素晴らしいので、しばらく時間をおいてサイトをのぞいてみてほしい。

・白河高原カントリークラブ クラブハウス(1963)設計者:レーモンド建築設計事務所

アオウゼのパネル展示は6月末まで

 そして、6月3日(土)から福島市アクティブシニアセンター・アオウゼで始まったパネル展示は、前述の「ふくしまが誇る注目20選」のイラストを拡大展示するもの。施設は福島県ではなく市の施設。運営する株式会社福島まちづくりセンターの方が県のサイトを面白がって、自主的に企画してくれた。

 イラストは1枚の紙に2カットずつ描いているので、20件×(6÷2)=60枚だ。これ、展示するの大変だったろうなあ。ありがとうございます!

 展示期間は6月30日(土)までで、会期中無休。入場無料。施設のある「MAXふくしま」は福島駅から徒歩5分ほど。福島に用のある方はのぞいてみてほしい。(宮沢洋)

リレー連載「海外4都・建築見どころ案内」:英ロンドン×PAN-PROJECTSその2、運河の上を動き回るびっくり可動空間

ロンドン在住の若手建築家ユニット、PAN-PROJECTSに3回にわたってロンドンの注目建築をリポートしてもらう。2回目となる今回、八木祐理子氏と高田一正氏がピックアップしてくれたのは、運河を行き来するボート、運河にかかる橋だ。ともに可動装置を持ち、驚きのある空間を生み出している。(ここまでBUNGA NET編集部)

 夏至も近づき、ロンドンも天気の良い日が増えてきた。この時期になると私たちはよく運河沿いを散歩する。そんな私たちの散歩ルートに現れるプロジェクトを今回は紹介したい。

 ロンドンには運河が多く存在する。かつて産業を支える貨物の動線として活発に使われていたが、今日、その風景は変わりつつある。ボートハウスで運河を移動しながら暮らす人々、天気の良い日に散歩する人々のにぎわい、現在のロンドンの運河沿いはレジャーや芸術、文化活動のスポットとして変化してきている。そして、そこに付随する建築も新たな運河のシンボルとして、ユニークなプロジェクトが点在する。今回紹介するプロジェクトは、かつて都市の大動脈であった運河の上を動き回る、ひとつの様相、ひとつの場所に留まらない自由な建築である。

イベントスペースをボート上に——Thomas Randall-Pageと Benedetta Rogersによる「AirDraft」

 イーストロンドンにある私たちのスタジオからすぐ、いつも多くの人々が行き交う人気の散歩道リージェンツ運河には遠くからでも目に入る特徴的なオレンジ色の物体が浮かんでいる。

 この運河沿いは、かつて産業でにぎわっていた様子を今でもうかがえる倉庫も多く、それら工業的な素材や色味の中でオレンジ色は一際目立っている。色に引かれて近づいてみると、ボートの上に風船が載っているような建築「AirDraft」に出会った。

運河沿いを歩いていると見えてくる「AirDraft」(写真:PAN- PROJECTS)
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日曜コラム洋々亭48:文化庁の「建築文化」会議で光った隈氏発言、「サスカル」変革への第一歩?

 独立してから初めて、国の有識者会議を見に行った。文化庁が設置した「建築文化に関する検討会議」第3回だ。

■建築文化に関する検討会議(第3回) 日 時:令和5年5月25日(木) 10:00~12:00 場 所:日本芸術院会館 談話室

検討会議委員一覧(五十音順、継承略)
石井リーサ明理(照明デザイナー)、 隈 研吾(建築家)、 後藤 治 (学校法人工学院大学理事長)、佐々木 葉(早稲田大学理工学術院教授)、佐藤 主光 (一橋大学教授・政府税制調査会委員)、鈴木 京香(俳優)、 西尾 洋一(Casa BRUTUS 編集長) 堀川 斉之(大成建設株式会社設計本部 シニア・アーキテクト)、 三浦 展 (株式会社カルチャースタディーズ研究所 代表取締役)、 山﨑 鯛介 (東京工業大学博物館副館長・教授

 俳優の鈴木京香さんが見たかったんでしょ? そう、それは3分の1当たっている。

 そんなよこしまな気持ちを建築の神様が見透かしたのか、この日、鈴木京香さんは欠席だった(涙)。

隈研吾氏(左上)は欠席ではなく、会議開始前の集合写真撮影に間に合わなかった(写真:宮沢洋)
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青木淳氏が語った師・磯崎新の2つの顔、「水戸芸術館を創る」展で初めて明かしたあの頃

 水戸芸術館は、現在開催中の「磯崎新ー水戸芸術館を創る」展に関連して、建築家の青木淳氏による講演会を5月13日(土)に開催した。筆者(宮沢)は昨年末に磯崎氏の訃報に接して以来、「磯崎新」と聞くと胸の奥がむずむずしてくる。展覧会を担当した学芸員から「青木淳さんが磯崎さんについて人前で話すのは初めて」と聞けば、これはもう行かずにはいられない。少し遅くなってしまったが、講演会の聴きどころをリポートする。

青木淳氏。水戸芸術館の控室にて(写真:宮沢洋、以下も)
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越境連載「イラスト名建築ぶらり旅」20:世界遺産級? 村野藤吾の三毛猫工場──日本製鉄九州製鉄所

 なんという広大な敷地。今回訪れたのは、日本製鉄九州製鉄所だ。案内してくれた同社の松石長之さん(日本製鉄九州製鉄所八幡地区設備部土建技術課長)も、「いまだに敷地内で迷うことがある」と笑う。異世界にも思える巨大な生産施設群に囲まれ、最初はなんだかアウェイに来た感じだったが、帰るときには「来てよかった!」と大満足で工場を後にした。

(イラスト:宮沢洋)

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倉方俊輔連載「ポストモダニズムの歴史」02:長谷川逸子が「表層」を探り当てた1977年の衝撃

 さあ、今回から本格的に「ポストモダニズム」の建築の世界に足を踏み入れよう。最初の大きなキーワードが「表層」である。

 先回りして、ここから明らかにする内容の地図を少し示しておきたい。前回、本連載が主に扱う時期を1977〜95年に設定した。そのうちの1977年〜81年を「表層期」と名づけて、最初の時代区分とする。この時期のさまざまな建築家の試みが「表層」という平面で定位されることになる。

 「表層としてのポストモダニズム」といった表現は現在、ほぼ否定的な意味での常套句となっている。だが、当時において「表層」は肯定的で、新しく、自由へとつながる意味合いを持っていた。「ポストモダニズム」という用語が唱えられたこととは別個に、それ以前から次第に意識されていった建築のテーマが「表層」というキーワードに結実したのである。

 表層は記号とは異なる。例えばそれは軽さ、薄さを備えている。対する記号は、そうした物理的属性には関わらない。

 このような表層が、いかにこの時期の日本建築に、意識として立ち現れていったのか。長谷川逸子が驚くべき建築家であるということから、語り始めるのが良いように思う。

それまで「シンボリックな意味」を避けていた長谷川逸子

 1977年3月に長谷川逸子は、2つの住宅を完成させた。それらは前年までにはなかった形と言葉を伴っていた。

 その1つである「焼津の住宅2」を真横から見れば、直角二等辺三角形だ。45度傾いた2つの屋根が一番上で合わさり、地面まで吹き下ろされている。屋根と言っても軒の出などはなく、ぴったりと両側には壁が張り付いている。そのために全体は、大きな積木を立てたような形をしている。なんとも幾何学的な住宅である。

長谷川逸子「焼津の住宅2」1977年(写真:藤塚光政)
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越境連載「クイズ名建築のつくり方」11:スイートポテト形の曲面壁、合理的に立てる方法は?──なら100年会館

 2022年末に91歳で亡くなった磯崎新氏。歴史やアート、哲学などに詳しく、「ポストモダンをけん引した」と評される。磯崎氏はそれだけでなく、「建築技術の先導者」でもあった。その1つのが「なら100年会館」だ。

Q.スイートポテトのような3次元曲面の外壁は、どうやって施工した?

(1)縦方向に分割した外壁パネルを、花のように並べ、同時に吊り起こした。
(2)縦方向に分割して折りたたんだ状態の外壁パネルを、同時にジャッキアップして立ち上げた。
(3)いったん外壁を垂直に立ててから、内側に引っ張って曲げた。

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