3年前の今頃は、「オフィスは不要になる」と言われていた。でも、最近は「オフィスで働くことの必要性」が再び議論されるようになってきた。そういう揺り戻しの時期に、日本の大手設計事務所2社が自らのオフィスを使って“その先”を […]
2023年3月
書籍『日本のブルータリズム建築』を出版しました。1960年代から70年代にかけて隆盛したブルータリズムの建築について、日本における優れた実例を選び出し、撮り下ろした写真集です。写真は山田新治郎さんが担当し、テキストを磯 […]
筆者(宮沢)が福島県から声をかけられて参加していた建築サイト「ふくしま建築探訪」の第1期が完成した。「第1期」というのは筆者が勝手に言っているだけで、役所の仕事としては年度業務なので、3月末で完成だ。そのサイトはこちら […]
「シンポジウム追悼 磯崎新 思考の建築」と題したトークイベントが3月19日(日)に、磯崎新氏の代表作であるつくばセンタービルのノバホールで開催された。年が明けてからすっかり磯崎熱が高まっている筆者(宮沢)は、登壇メンバ […]
三愛ドリームセンターの所有者であるリコーは、建物の老朽化を理由に、現ビルを建て替えることを発表した。工事期間は2023年3月から約2年間の予定だ。完成年は1963年(昭和38年)。前東京五輪の前年だ。重要文化財となった […]
見出しにある「五一」は、建築家の武田五一(たけだごいち)のことである。今回リポートする京都市役所本庁舎の魅力は、この人のことを知っているとより深く味わえるので、そこから始めたい。 武田五一(1872~1938年)は、 […]
「なんていいやつなんだ。友達になりたい」。わずか10分ほどの会見でそう思わせてしまう外国人建築家は珍しい。トーマス・へザウィック、1970年生まれ、今年53歳。「いいやつ」と書いたのは、自分(宮沢)よりも年下だからだ。 […]
建築家の大江匡(ただす)氏が亡くなって3年。命日(1月31日)には間に合わなかったけれど、今まで見たことがなかった代表作の1つ、「中津市木村記念美術館」をついに見たのでリポートする。
「編集」の仕事をしていると、それまで明確に意識していなかった複数の事象が、ビビビッと電気が流れるようにつながる瞬間がある。それは編集の仕事の醍醐味というか、快楽であって、そのかなり大きなビビビッがつい先日、建築家の永山 […]
なかなか見ることができない建築をつい褒めてしまう、ということは少なからずあると思う。なので、このリポートも少し割り引いて読んでもらった方がいいとは思うのだが、筆者は日本女子大学(東京都文京区目白台)のキャンパス再編を見 […]