有名建築の地図付き統合サイトを福島県が作成中! 宮沢もイラストで参加し、「ふくしま建築探訪」がスタート

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 今年はイケフェス大阪も京都モダン建築祭も大にぎわいだったようだ。11月26日(土)には東京で「オープンしなけん」も開催される。建築公開イベントは、建築界と一般の人をつなぎ、建築好きを増殖させる“ふ卵器”のようなものだ。今のところそれらほどには話題になっていないが、私(宮沢)が関わっている取り組みで“新たなふ卵器”になりそうな企画がスタートした。

(WEBサイト「ふくしま建築探訪」より)

 11月10日にサイトが公開された「ふくしま建築探訪」だ。

地元「福島民報」にも記事が掲載された!

 以下、県のリリースより。

「ふくしま建築探訪」は、福島県内の魅力あふれる建築物を、建築文化へ関心を持たれる皆さまや建築業界における未来の担い手の方々へ情報を発信するものです。

選定作品:
県内の建築学科を持つ大学や建築関係団体の協力を得て、県建築文化賞の受賞作品を中心に選定しています。
(中略)

掲載する建築物については、掲載情報が整った段階で順次掲載します。

 実際のサイトのトップページはこんな感じ↓。

(WEBサイト「ふくしま建築探訪」より)

さあ、福島県の魅力ある建築物を探し歩こう!
「ふくしま建築探訪」は福島県に数多く存在する魅力的で評価の高い近・現代建築物(明治以降)を集約し紹介するサイトです。

福島県内の魅力あふれる建築物を、建築文化へ関心を持たれる皆さまや建築業界における未来の担い手の方々へ情報を発信し、多くの人々が建築物に触れ親しんでいただけたら幸いです。

また、ふくしまが誇る注目20選のコーナーでは、宮沢洋氏の手描きイラストにより建築物を「注目20選のマーク」入りでわかりすく紹介しております。

(WEBサイト「ふくしま建築探訪」より)

 宮沢が何をしているかというと、大学や建築関係団体によって選定された20件(注目20選)を実際に訪れ、イラストルポを描いているのだ。イラストはどの建築も、6コマで構成される。スマホでリズム良く読めるようなものを目指した。

実際はもっとパキッとしてます! (WEBサイト「ふくしま建築探訪」より)

県の仕事とは思えない!楽しい!

 このサイト、いくつかの点で画期的だと思う。

1)総覧性
 福島県内の有名建築計200件の写真と概要データが整理され、グーグルマップにひもづけられる。最初にリストを見せられたとき、7割くらい知らなかった。でも、実際に見てみると、どれも確かにいい。このリストは地元の建築関係者でないとつくれない。

最終的には200件がプロットされる(WEBサイト「ふくしま建築探訪」より)

2)走りながらのスタート
 ひとまず11月10日にサイトは公開されたが、データ量としては、最終形の5分の1くらいだ。最終的には今年度末(2023年3月末)に向け情報を増やしていくとともに、反応を見ながらサイト自体をブラッシュアップしていくという。確かに、身軽にスタートを切れるのがWEBの良さ。ぜひサイトを見て、改善点を聞かせていただきたい。

3)メンバーが皆、面白がってやっている
 この仕事は、県から宮沢への直接発注ではなく、県からサイト構築の業務が福島県建築士事務所協会に委託され、同協会からイラストルポが私に委託されている。

 私の当初のミッションは「注目20選」のイラストルポだけなのだが、200件の元リストの中に落とすのがしのびないものが多くて、「タダでいいから描かせて」と言ったら、その提案が通った。「どうしても描きたい!」というアイコンをつけて、1建築につき1コマだけイラストを描くことにした。それらは本当にタダで描いているわけだが、そういうのに乗ってくれるのが役所業務とは思えない大らかさで、この仕事はやっていて楽しい。

 すでに4回福島巡りに行った。それでもまだ見ていない建築があるので、雪が振る前に回らなきゃ。サイトは年が明けた頃にまたのぞいて見てください。(宮沢洋)

こちら→「ふくしま建築探訪