世界から注目される日本の建築家の1人、石上純也氏。これまでは細く薄い構造材や繊細な仕上げによる繊細な空間で注目を集めてきた。ところが、近作「House & Restaurant」では一転、原始的で力強い空間をつ […]
投稿者: miyazawa_bunga
いい建築を見た。熊本県が南阿蘇村の旧東海大学阿蘇キャンパス内に整備を進めてきた「熊本地震震災ミュージアム KIOKU」だ。7月15日にオープンした。設計者は大西麻貴+百田有希/o+h(東京)と産紘設計(熊本市)。o+h […]
今回リポートするのは、3年前の2020年2月、ブラジルからの帰路にニューヨークに数日寄ったときに見た「オキュラス」である。2016年、ワールドトレードセンター跡地の再開発エリアにできた「ワールドトレードセンター駅」を核 […]
建築家の乾久美子氏と事務所スタッフが輪番で執筆する本連載。今回はスタッフの栗林勝太氏が「こどもの世界」を観察する。大人たちが熟慮の上につくった場の意味をいとも簡単に解体するこどもたち。今回も乾画伯のイラストにナビゲートさ […]
今回と次回は、2020年2月の旅に遡る。コロナで海外渡航が禁止される直前の旅だ。まずは地球の裏側、ブラジル・リオデジャネイロ。初めてのリオデジャネイロで最初に見た建築が、この「明日の博物館(ムゼウ・ド・アマニャ)」だっ […]
前回の「建築の誕生」では、「あらわし/化粧」のサブタイトルを掲げ、大型の建物を建築へと昇華させるヒントが「工事現場」にあり、そのヒントを建築化する具体的な方法の一つとして「あらわし」があるのではないか? との想いを述べ […]
モンジュイック・タワーは、1992年のバルセロナ五輪に合わせて、モンジュイックの丘に建てられた。シンボル塔であり、スペインの通信事業者テレフォニカの通信塔でもある。 設計はスペイン・バレンシア出身のサンティアゴ・カラ […]
7月にバルセロナに行ってきたことは、すでにいくつかの記事で報じた。実は滞在中に1日だけ、新幹線(AVE)に乗ってバレンシアに行ってきた(往復約6時間)。ずっと見てみたかった「芸術科学都市」を見るためだ。
東京・湯島の文化庁国立近現代建築資料館で「日本の近現代建築家たち」展が始まった。書くのが遅くなってしまったが、初日の7月25日に行ってきた。キュレーションを担当した小林克弘氏(東京都立大学名誉教授)と小池周子氏に案内し […]
長谷川逸子と伊東豊雄の距離<1>から続く。 長谷川逸子の鮮やかな展開──「徳丸小児科」 1978年から、翌年、翌々年と、長谷川逸子の転回は鮮やかである。 1979年6月に愛媛県松山市に竣工した「徳丸小児科」は、5階建 […]