4日間で建築を好きになる『建築超入門[歴史と創造]』発刊、「まえがきのまんが」を無料公開

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 彰国社から宮沢洋の新刊『画文でわかる 建築超入門[歴史と創造]』が発刊される。クリスマスには書店に並ぶ見込みだ。

 構想5年。脱サラする前から、いつか書きたいと考えていたテーマの本。それは、「建築を自ら楽しめるようになるには、どうするのが早道か」。文系出身で突如、建築に放り込まれた筆者だからこそ書けるテーマだ。一般の方で建築に興味が出始めた方、これから本格的に建築を学ぼうと考えている学生さんなど、多くの方に興味を持っていただけると思う。

 入り口を広げるために、「まえがき」を漫画で描いてみた。全24コマ、3分で読めるので、まずはそれを読んで値踏みしてほしい。

(画:宮沢洋、以下同)

 いかがでしたか。読んでみたくなったでしょう? まえがきにも描いたように「自信作」なので、ぜひぜひ手にとってご覧いただきたい。(宮沢洋)

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建築が楽しくなるテキストとイラストが好評の「画文でわかる」シリーズ第2弾! 文系出身で自他共に認める「建築好き」の画文家・宮沢洋が、建築が気になるアナタに、建築を自ら楽しめるようになるための早道を教えます。4日間で建築が好きになる建築超入門、ご賞味あれ

画文でわかる 建築超入門[歴史と創造]
A5変形判、2色刷り、124ページ、2530円(税込み)

[目次]
巻頭 ざっくり人物年表 1850-2000
まえがきのまんが
DAY1 誰が設計したのか?[人物と継承]
講義1 まずは建築家の名前を10人覚えよう  
講義2 何はさておき「世界のタンゲ」
講義3 ル・コルビュジエが「神」とあがめられる理由
講義4 コンドルより先に覚えたいレーモンド
講義5 “建築家スクール”を10覚えればほぼわかる
講義6 無所属派の爆発力が新風を吹き込む
講義7 「大組織」を知らずに都市は語れない
けんちくのかきかた 1
DAY2 どうつくるのか?[技術とデザイン]
講義8 鉄筋コンクリート(RC)造、大ブレイクの理由
講義9 「折板」と「HPシェル」はRC表現の花形
講義10 鉄骨(S)造はスケスケ感で世界を魅了
講義11 構造合理性に秘めた自己主張
講義12 「つくり方」をデザインに取り戻せ
講義13 「エコ」が普遍性に風穴を開ける
けんちくのかきかた 2
DAY3 何をまねているのか?[発想と発信]
講義14 日本建築に元からあったモダニズム
講義15 日本は「モダニズム=近代建築」にあらず
講義16 真の細胞になれなかったメタボリズム
講義17 ポストモダンはDJのサンプリングに浸れ
講義18 「数学の美」の先にあるのはAI建築?
講義19 未完ゆえのロシア構成主義の永遠性
けんちくのかきかた 3
DAY4 いつつくられたのか?[社会と変革]
講義20 小ささを競った戦後復興期の住宅設計
講義21 新潮流は名もなき住宅が切り拓く
講義22 「万博」「五輪」は建築の祭典
講義23 「理由なき」巨大施設は明日を拓かず
講義24 名建築はコンペで「負けて勝つ」
講義25 論争や事件は建築史の重要ピース
索引