3年ぶりリアル・イケフェス開催、大にぎわい「セッケイ・ロード」の賞品は限定缶バッジ

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 3年ぶりのリアル・イケフェス(生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪)が10月29日(土)、30日(日)と開催されている。「セッケイ・ロード」の似顔絵スタンプラリーも3年ぶりに実施されるということで、「セッケイ・ロード」命名者の責務として、初日に回ってきた。

スタンプラリー賞品の缶バッジ。自力でゲット!

 以下、公式サイトより(太字部)。

2019年に開催し、大好評だった似顔絵スタンプラリーの第2弾がついに実現。今年のセッケイ・ロードは設計事務所の創業者やキーマンにスポットをあてた企画です。今年は9つの設計事務所が参加!

イケフェスガイドブックより

■スタンプラリー
メイン期間の10月29日(土)と30日(日)の2日間に設計事務所をめぐってスタンプ6個以上集めると各日先着150名様にオリジナルグッズをプレゼント!
・配布期間:10月29日(土)10時~17時  30日(日)10時~16時
(中略)

■共通展示
参加9事務所の共通の展示企画として、各事務所の創業者やキーマンの建築作品や事務所に引き継がれているモノやコト?をご紹介します!

公式サイトはこちら

 なぜ私(宮沢)が「セッケイ・ロード」の命名者なのかは、長くなるので昨年書いた下記の記事を。

MBS人気アナの仕切りに感動、今週末開催「セッケイ・ロード」トークバラエティをお見逃しなく!

 今回のスタンプラリーのスタンプは、前回(2019年)と同様、宮沢が描いた似顔絵だ。前回は各社の社長だったが、今回は共通展示のテーマと合わせて「創業者」や「キーマン」。賞品は9人が勢揃いした缶バッジだ。前回よりも参加社が3社増え、商品ゲットのハードルも「スタンプ6個」と上がっている(前回は6社中4個だったとと思う)。しかし、スタンプラリーの言い出しっぺとして、自力で回って商品をもらわねば。

01 安井建築設計事務所本社・大阪事務所
 「セッケイ・ロード」といえば、ここから。安井建築設計事務所本社・大阪事務所。会場は大にぎわいで、佐野吉彦社長も率先して見学者を案内していた。

あ、佐野社長の胸にも缶バッジ!

 なぜ、「セッケイ・ロードといえば安井建築設計事務所」かというと、同社はイケフェスがスタートする前から事務所の一般公開を行なっていたからだ。セッケイ・ロードの原点なのである。

 資料展示も見応えありだったが、親子に人気だったのが、折り紙建築ワークショップ。創業者・安井武雄の代表作、「大阪ガスビル」のポップアップを作るもので、原形は私もリスペクトしている五十嵐暁浩氏が制作した。

 ちなみに五十嵐氏の折り紙建築のすごさは下記の記事を。

建築の愛し方01:世界初?「3つ折りタイプ」で折り紙建築に新風─五十嵐暁浩氏

 この調子で書いていくと、当日中に公開できないので、あとは写真のみで雰囲気を想像してほしい。

02浦辺設計

浦辺設計は初の事務所公開

03 久米設計大阪支社

久米設計は移転して間もない新事務所

04ジオ-グラフィック・デザイン・ラボ

ある駅施設の模型。アイデアではなくリアル

05東畑建築事務所本部・本社オフィス大阪

組織事務所らしからぬ大胆な都市提案

06日建設計大阪オフィス

プロたちも興味津々

07日本設計関西支社

50年記念で50プロジェクト紹介

08光井純 & アソシエーツ 建築設計事務所 関西オフィス

初の事務所公開

 そして、残念ながら、8社でタイムアップ。昭和設計本社のスタンプが押せず、昭和設計の方、大変申し訳ありません!

 集めたスタンプと、戦利品の缶バッジ。

09 昭和設計本社
 昭和設計ではこんなスタンプが押せるはず。創業者の岡本行善氏だ。

勝手に選ぶ「セッケイ・ロード宮沢賞2022」

 昭和設計を除く8社の展示で「宮沢賞」を出すとしたら、今回は日建設計。展示物の接写はNGということで写真は載せられないのだが、今回の展示は、近年の話題作の担当者が、プロジェクトの実現までの気持ちの浮き沈みをグラフ化している。確かにこれは、面白すぎてWEBには載せられない。そんな企画を許容してしまう(というか一番面白がっているように見えた)太っ腹のリーダーはこの人。

日建設計執行役員大阪代表設計部門プリンシパルの勝山太郎氏

  来年はスタンプラリー完全制覇を目指すぞ!(宮沢洋)