ある取材でYKK APを訪れ、帰りにこれをもらった。

非接触ドアオープナー「レスタッチ」。現在のところ、非売品だ。6月19日から始まった新商品WEB展示会のアンケート(こちら)に答えるともらえる。10月16日まで「毎週200名様」とあるので、かなりの確率でもらえると思う。
キャンペーンの宣伝を頼まれたわけではない。レスタッチを使ってみて、「これはもしかしたらニューノーマルへの第一歩かも」と思ったのだ。
以下、開発意図をプレスリリースから引用する。
「YKK AP株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀秀充)は、直接手で触れることなくドアや引戸などの出入り口での開閉操作を可能にする、非接触ドアオープナー『レスタッチ』を開発・製作し、ノベルティ品として、事業者様や一般の生活者の方々へ提供を進めていきます。新型コロナウイルスは主に『飛沫感染』と『接触感染』の予防が必要とされ、その対策として厚生労働省より『新しい生活様式』の実践例が公表されています。(中略)YKK APは、窓やドアの製造メーカーとして、接触感染リスクの低減による、安全・安心な暮らしのため、誰でも使いやすく、安心してお使いいただけるハンドツールである、非接触ドアオープナー『レスタッチ』を開発しました」。
面白そうなので使ってみた!
使い方は説明書を見なくても分かる。
まず、ドアの取っ手を回転させて開けてみる。これは楽勝だ。

続いてサムターンをひねる。最初はちょっと難しかったが、慣れればひねれる。楽にひねるためには、もう少しくぼみの形を検討した方が良さそうだ。

ボタンを押す。エレベーターは楽勝。

液晶画面の玄関パスワードも押すことができた。

コピー機もOK。

残念ながら、ノートPCの液晶モニターやiPadは反応しなかった。
海外旅行の必須アイテムに?
もらったものに意見をするのも何だが、改善点がいろいろと浮かぶ。
・もっと細く、小型化できるはず(常時使うならポケットか財布に入れたい)。
・スケルトン(透明)にしたらかっこ良さそう。
・飲食店で注文するときのタブレットに対応させたい。
それらがクリアされるなら、買ってもいいかも、と思った。もしかしたらアフターコロナ社会に定着するかも、という予感がする。
日常的に使うまでにならないとしても、海外旅行に持っていきたいと思う人は多そうだ。コロナの以前から、海外に行くと「このサムターン、触りたくないなあ」と思うことがしばしばあった。
こういうものがほかにないのかをネットで調べてみたところ、「非接触ドアオープナー」という商品はすでにけっこうあるようだ。コロナ以降、商品化されたものも多い。それらと見比べたところ、「レスタッチ」の独自性は、サムターンが回せる点にあるようだ(それもよく探せばあるのかもしれないが)。

既存商品の値段は数百円から数千円なので、ネット通販でとりあえずポチッと注文してみるか、YKK APのアンケート(こちら)に答えてレスタッチをもらってみるか。クライアントとの話のタネに、知っておいて損はなさそうだ。あるいは“究極の形”を見つけて、ひと儲け狙ってみる手も。(宮沢洋)