リレー連載「海外4都・建築見どころ案内」:スペイン・バルセロナ×小塙芳秀氏その3、ガウディ建築だけにあらず!市内のコンバージョンプロジェクトに浸る

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英国ロンドンを皮切りにブラジル・リオ、米国ニューヨーク、スペイン・バルセロナと続いた本連載も今回で最終回。バルセロナに詳しい小塙芳秀市が最後に選んだのは、市内の2つのコンバージョンプロジェクトだ。ガウディ建築と共にぜひ訪れたい。(ここまでBUNGA NET編集部)

 スペインは歴史的重要建築物のみならず様々なタイプの古い建物を転用したコンバージョン建築の宝庫とも言える。今回はコンバージョンへの設計プロセスに注目して、バルセロナ市内の2つの事例を紹介したい。どちらも元の建物の歴史的価値がそれほど高くはなくとも、地域住民にとって大切な意味を持つ労働協同組合の建築を文化的活動の場へとコンバージョンしたものである。

サラ・ベケット2階のホール(写真:Flores & Prats / Photo by Adrià Goula)

コンバージョンその1=旧工場地帯に立つフローレス&プラッツ設計によるサラ・ベケット

 19世紀末にバルセロナの工業発展に伴い多くの工場がつくられたポブレ・ノウ地区に、2016年、Flores & Prats(フローレス&プラッツ)設計による「Sala Beckett(サラ・ベケット)」が誕生した。1924年に建設された旧協同組合の建物を劇場に転用したものである。

サラ・ベケット外観(写真:以下特記以外は小塙芳秀)

 まず、都市の骨格とこの建物が位置するポブレ・ノウ地区について少し触れたい。

 1859年、バルセロナの旧市街地の城壁が撤去され街が拡張するに当たり、イルデフォンス・セルダによって碁盤の目の都市計画(通称セルダ・ブロック)がつくられた。著しい産業の発展により、経済的にも豊かになり、一気にバルセロナは近代化へと向かった。アントニ・ガウディが活躍した時代でもあり、セルダ・ブロックの街区には、サグラダ・ファミリアをはじめ多くのモデルニスモ建築が建設された。

 都市が拡張していくなか、ポブレ・ノウ地区(新しい村を意味する)では工場が次々と建設され、労働者階級の人口も増加し、都市の産業を支える大規模工場地帯として発展していった。しかし、その後の需要の低下とともに工場も徐々に閉鎖され、解体、廃墟化していった。

 しばらくして1992年のバルセロナ・オリンピックを契機に、関連施設の建設を中心とした都市計画が行われ、さらに2000年ごろからは、オフィスや住宅が工場跡地に建設され、また残されていた旧工場や施設を大学や文化施設に転用する大々的な計画が進み、現在に至るまで継続的な再開発が行われている。フェルミン・バスケス設計によるエンカンツ市場、ジョルディ・バディア設計によるカン・フラミス美術館など、多くの現代建築を見学することが可能だ。

フェルミン・バスケス設計によるエンカンツ市場。ヨーロッパで最も古い蚤の市の1つ

旧協同組合のビルがカタルーニャ演劇界の拠点に

 サラ・ベケットは、アイルランドの劇作家サミュエル・ベケットにちなんで名づけられたカタルーニャ演劇界をけん引する重要な劇場である。現在のポブレ・ノウ地区に移転する前はバルセロナの別の地区で長年活動していたが、地価の高騰から退去を強いられ、移転先を探していたところ、ポブレ・ノウ地区のパウ・イ・ジュスティシア旧協同組合の再生計画が始動し、劇場の新しい受け入れ先となった。

 移転先となったパウ・イ・ジュスティシア旧協同組合は、モデルニスモ期の建築家ジョセップ・マスデウによる設計で、2階建てのシンプルな長方形プランの建物であり、1階に食料品店、2階に労働者やその家族のための集会室、学校、レジャーや文化活動用ホールが配置されていた。ポブレ・ノウ地区には、19世紀後半から20世紀半ばまで、労働者階級のための協同組合が多く存在し、非常に強い組合的結束と文化的活力を持った地域であったと言える。組合は売上剰余金を組合員の退職金、障害手当、病気手当に割り当てることにも配慮していたという。この建物は労働者たちのよりどころであった。

 全盛期を過ぎ1990年代末に協同組合が倒産し、建物が閉鎖された後、数年間は1階にジムが入っていたが、2階は放置されたままだった。屋根は崩れ、雨漏りがひどく、建物は手入れが行き届かず老朽化し、危険な状態であったため、最終的にバルセロナ市が買い取った。その後、旧協同組合をよく知る近隣住民との話し合いも行われ、安易に商業施設に改築するのではなく、文化的意味を備えた施設に転用することが決定され、2011年建築コンペが開催された。

 コンペは、バルセロナを拠点とするリカルド・フローレスとエヴァ・プラッツの2人の建築家ユニットが勝利した。彼らの、空間を切り込んでいくようなデザイン、手を動かすことから生まれるアイデアは、2人が共に経験を積んだエンリック・ミラーレスの設計手法の影響を大きく受けているように感じる。

 フローレス&プラッツの作品集「THOUGHT BY HAND The architecture of Flores & Prats 」(手で考える)(Arquine出版、2014年)からも、彼らが常にエネルギッシュに大量の手描きの図面と模型によって建築を考えていることが伝わる。

 コンペ要項では、旧協同組合の延べ床面積約3000m2に対して、シアター2つ、リハーサル室2つ、ワークショップルーム、ゲストアーティストのためのレジデンスなどの諸室が要求された。

 フローレス&プラッツは、830万ユーロの予算内に収まるよう、2年の歳月をかけてプロジェクトを進めていたが、折しもスペイン経済危機に見舞われた。建て主と建築家はすぐにプログラムを見直し、大幅な設計変更をし、当初の3分の1以下に収まる減額案を提示するまでに至ったという。この厳しいプロセスを経ることで、彼らは既存建物の持つポテンシャルにより真摯に向き合うこととなった。

 旧協同組合は歴史的建造物の保存対象外だったことと荒廃の程度から、コンペでは彼ら以外は取り壊して新築する案が大多数だったという。保存制限がない分、可能性が広がったことはコンバージョンを行うには幸運であったと言える。建物の歴史的価値の位置づけは建築家に委ねられ、新しい用途や機能に対して大胆な空間構成を実現することができた。

 市民に認知されている歴史ある劇場を移転すること、また、地域の労働者コミュニティーを支えてきた求心的場所の在り方について、建築家は「その建物が、あらかじめ人が住んでいた、使われていた、占有されていたという雰囲気を維持すること」に重点を置いて設計を進めたという。※1

1階のレストラン・バル

建具の修復専門家が現場に常駐、90%の建具を再利用

 かつて食料品売り場のあった1階にはシアター、控室、事務室、バル・レストラン等が配置された。バル・レストランは表通り側と劇場内に入り口が2つあり、劇場の観客以外も利用することが可能だ。改築後もほどよい古さを感じさせる空間は、床の舗装に新しいタイルを使わず、2階の使われなくなったタイルを壊さないよう丁寧に剥がし移動させて再配置しているためだ。

 バル・レストランと隣り合うエントランスホールは各空間へとつながるサラ・ベケットの中核部分であり、演劇を鑑賞する前の心躍る瞬間を捉えたような空間である。それぞれの時代の痕跡を壁や床に残しながら、新しい動線に必要とされる吹き抜けと階段を挿入し、かつて屋根が崩れ落ちた上部から効果的に光を呼び込む。

エントランスホール。モザイクタイルやロゴも残されている

 彼らはまず、既存建物の床や壁のタイル、ドアや窓の建具などすべての部材を記録した「目録」を50分の1スケールで作成した。その数A1図面100枚。タイル1枚、ドア1つまでを手描きで描き上げる途方もない作業で、この建物に残されたすべての時代を閉じ込めながら蘇らせようとしていた。さらに、建具を一つひとつ模型にしながら、新しい移転場所の検討を行った。

既存の扉と窓の目録(写真:Flores & Prats / Photo by Judith Casas)

 「我々はすべての要素を丁寧に描くことで、それらに重要性を与え、我々にとって宝物であることを建設業者に伝えた。建設業者との最初の打ち合わせのとき、我々は全部の目録を渡した。彼らはそれらすべてを大切にしなければならないこと、決して壊してはならないことを理解した」と建築家は語っている。※1

エントランスホール、中2階へ続く階段

 工事期間中は建具の修復専門家が現場に常駐し、損傷の激しい建具もその場で補修し、新たな部分に適応させる施工を行うことで、90%の建具を再利用できたのには驚愕する。

 上の写真中央に見えるホールとバル・レストランをつなぐ特徴的な窓を見ていただきたい。装飾のある縦長の4つの窓は別の箇所から移され、その下部と左側には新しい窓が加えられ、空間を彩る象徴的な窓となった。新旧を同化させながら巧みに配置されており、元からそこあったかのようなたたずまいである。

 バルセロナでは古い建物の改築が行われると大量の建具や家具が道のコンテナに破棄される光景が日常的である。100年ほど前の一般的な木製建具は、品質、機能面、メンテナンスの難しさから、新しい建具に取り替えられるケースが多い。そのような部材にも価値を見いだそうという思いが伝わってくる。

 下の写真はホールとバル・レストランをつなぐ出入り口の扉である。元は2階にあった別々の2つの扉を移設し、隣り合わせとし、上下左右にはめ殺しのガラスを追加し、新しい開口幅に適合している。

扉上部には秘書室と書かれている

 床のタイルにも注目したい。建具同様、模様が異なる床タイルすべてを地道に記録し、その図柄を見極めながら各空間にパズルのように再構成し、転用していった。多少の損失が出ることは予想されたが、新しいタイルを購入することはなかったという。

 下の写真はエントランスホールの床である。新しく設置されたカーブした壁に沿ってタイルの配置を決める際には、記録したタイルを原寸大で印刷して事務所で検討したという。※1

別々の箇所から1階ホールに移動、再構成された床のタイル

 ホールの階段から2階に上がると、吹き抜け空間を中心にシアター、リハーサル室、テラス、教室などが配置されている。薄焼きレンガを使用した伝統工法カタラン・ボールトの天井の一部を大胆に切り取り、新しくつくられた天窓からの自然光は、三日月形に開けられた吹き抜けを通り、1階のエントランスホールを照らす。間接的に採光できるよう考えられた天窓は、改築前に見た廃墟から一筋の光が入り自然光により、空間を浮かび上がらせる情景からヒントを得ているようだ。

吹き抜けから1階と2階を見る(写真:Flores & Prats / Photo by Adrià Goula)
2階のシアター前ロビーとテラス(写真:Flores & Prats / Photo by Judith Casas)

 また、面白い試みとして、工事の開始を待つ間、サラ・ベケットのスタッフと劇団員は旧建物の2階を1年間仮使用することとした。放置されていた建物なので音漏れもあり施設としては不十分であったが、徐々にそれも建物の魅力と感じ始め、不便さをあまり気にしなくなり、そのままの状態でも機能することを理解したという。

 「廃墟を出発点として回復させようと考えた。我々は、物理的な遺産だけでなく、感情的な遺産も含めてすべてを取り戻したかった。そこで過ごした人々の物語を、未来のサラ・ベケットの一部とする必要があった。従って、私たちの努力は、これらの記憶を建物の中に留めることに集中し、それが新しいプロジェクトの基礎となった」※1

 次の写真は2階のリハーサル室である。以前はカフェとして使われていた場所で、新しい用途に合わせて床は補強され、新しい仕上げとなったが、壁と天井は補修のみを行い、当初の雰囲気を残している。

2階のリハーサル室(写真:Flores & Prats / Photo by Adrià Goula)

 非常に限られた予算の中で既存の素材を無駄にせず、廃墟に見える姿も新しい要素もありのまま同等に共存させ、必要最低限の修繕を施しながら改築が行われている。

 根気強く観察することで建物の些細な歴史にも価値を見いだし、手の加え方をコントロールすることで新しい価値を高めていく。その様は、ギリシャの建築家ピキオニスによるアクロポリスのアプローチや、ガウディの弟子ジュジョールによるタラゴナ劇場やブファルイ邸といった作品と共通するものを感じる。

 この建物を訪れると、どこかで自分の記憶とつながり親和性を感じるような錯覚を覚える。様々な過去の断片がちりばめられており、また新しい部分さえも過去に見えてくる。時間が内包されたような不思議な建築をぜひ体験していただきたい。

 フローレス&プラッツは、緻密な作業風景や設計プロセスを映像に記録している。ストップモーションを使っての建具の再利用方法や動線計画の説明は圧巻である。

サラ・ベケットに並べられている本と模型

コンバージョンその2=アック・アルキテクタス設計によるリェヤルタ・サントセンカ・コミュニティーセンター

 次は、バルセロナ近郊の都市サバデイを拠点とする近年活躍が著しい4人組(ダビッド・ロレンテ、ジョセップ・リカルト、チャビエル・ロス、ロジェール・トュド)の建築家グループ、HARQUITECTES(アック・アルキテクタス)によるCivic Centre Lleialtat Santsenca(リェヤルタ・サントセンカ・コミュニティーセンター)を紹介したい。

メインエントランスのある古さが残るファサード

 この建物は鉄道のバルセロナ・サンツ駅からほど近いサンツ地区の建物の密集する場所に位置するコンバージョン建築である。サラ・ベケット同様、旧労働者協同組合の建物(1928年完成)だ。フランコ軍事政権時代には一時収用されたり、別の労働組合の手に渡ったりした後、近年は、1階はヌガー工場、2階は1988年までナイトクラブとして使われ、2000年初頭に完全閉鎖した。

 2006年から地域のコミュニティー非営利団体CELSが所有していた。2010年以降、経済危機に直面し、地域住民の生活が低迷する中で、市と地域コミュニティーが協力し、最低限の予算で濃密なサポートを行う施設を計画し、2018年に大規模なコンバージョンが行われ、同団体が運営管理するコミュニティーセンターとして生まれ変わった。文化を中心とした様々な活動やイベント開催など、強い結束で地域のコミュニティーをサポートする施設として知られている。

 外部のファサードから見てみよう。ファサードは歴史的建造物の保存対象であったため損傷部分の修復を行ったが、彼らはこのファサードを建設当初のように奇麗に復元するのではなく、黄ばみや汚れといった時が刻んだ痕跡をあえて残した。周囲の既存建物との違和感のないたたずまいからは、一見するとコンバージョン建築とは分かりにくいが、街の風景に過度なインパクトを与えないことが、近隣住民にはなじみやすい建築として歓迎されている。

 内部に入ると、左手に多目的ホール、右手にはアトリウムがある。既存建物は、採光が取れず不衛生な環境問題と、無秩序な改築により、複雑化した動線の問題を抱えていた。それらを解決するため、大胆に床を取り除き、建物内部に道をつくるように大きなボイドを設けた。修復不可能であった屋根はポリカーボネートに変更することで、明るく開放的な空間が垂直方向に開き、その吹き抜け空間を中核に各階の上下、水平移動の動線が明確に配置された。

開放的なアトリウム
エントランス左手の多目的ホール

 建築家は、残すべきものと壊すべきものを明確に分類することから設計をスタートしたという。アトリウムの壁は、ボイドを開けたことで現れた隣の建物との境界壁である。建築内部に今まで見えなかった壁が大きな面として現れ、既存建物の各階で過去の痕跡がパッチワークのように綴られていて見ていて飽きない。

2階からアトリウムを見る

 レンガや古いタイル等が露わになった無骨な壁に対して、各階の階段や廊下、手すりには細い鋼材が使われており、シンプルな材料を用いながら工事現場の鋼管足場のような雰囲気も醸し出している。これはブラジルで活躍した女性建築家リナ・ボ・バルディによるサンパウロの「テアトロ・オフィシナ」(1980~91年)から着想を得ており、1階の様々な活動の様子を廊下から覗きながら徐々に奥の部屋へと移動していく空間構成となっている。※2

昔の水場のタイルが痕跡として残されている境界壁

 設計者である4人は、常にパッシブデザインに重点を置いている。この施設でも、新しい屋根のシステムを設置することで、採光や空気の流れを調整し、各居室の機械空調の負荷を最小限に抑え、アトリウムにおいては機械空調を設置しなくても快適に過ごせる空間を備えた。

3階の多目的スペース

 今回、紹介した地域に深く根付いた2つのコンバージョン建築は、新旧の対比や明確なデザインが見えにくい事例である。建築家は、そのプロセスにおいて使用する人々の気持ちを大事にくみ取り、記憶の分断を避け、建築には最低限の機能や設備を追加することで、完成形にするのではなく、歴史と余白を残すためのデザインの手法を用いているように感じる。様々なレベルで、使う人も建築家も建築を通してバトンを引き継ぐように形成されてきたバルセロナの都市は、いつの時代も循環しながら骨格を保っている。

 また、産業遺産のコンバージョンは、バルセロナでは他にも数多く進行中である。100年以上前につくられた工場のコンバージョン計画が複数、同時進行している。Can Batlló(カン・バトリョ)は大学やコミュニティーセンターとしてコンバージョンが進められており、またFabra i Coats(ファブラ・イ・コアッツ)は、ロルダン・ベレンゲの設計により、集合住宅やアートセンターとして生まれ変わっており、FAD賞(バルセロナ建築・デザイン賞)を獲得した。

 バルセロナでガウディ建築を満喫した後には、ぜひこのシリーズで紹介した建築にも足を運んでいただきたい。その都度、新しい発見と、懐かしさを両方感じることができるであろう。(小塙芳秀)

参考文献
※1 SALA BECKETT – INTERNATIONAL DRAMA CENTRE Rehabilitation of the former Cooperative Pau i Justícia Poblenou, Barcelona, Flores & Prats, Arquine, 2020
※2 El Croquis 203 Harquitectes (2010-2020) Learning To Live In A Different Way, El Croquis, 2020

Sala Beckett(サラ・ベケット)概要〕
所在地:Calle de Pere IV 228, Poblenou, Barcelona
設計者:Flores & Prats(フローレス&プラッツ)https://floresprats.com/films/scale-15/ https://floresprats.com/films/sala-beckett-performance/
完成時期:2016年(改修)

備 考:イベント外の時間ならば、1階ホールとレストラン・バルの見学可 https://www.salabeckett.cat/en
行き方:地下鉄グロリアス(Glòries)駅から徒歩15分。トラム・ペレ4世(Pere IV)駅から徒歩4分

Civic Centre Lleialtat Santsenca(リェヤルタ・サントセンカ・コミュニティーセンター)概要〕
所在地:Carrer d’Olzinelles, 31, Sants-Montjuïc, 08014 Barcelona
設計者:HARQUITECTES(アック・アルキテクタス)
完成時期:2018年(改修)
行き方:地下鉄プラサ・デ・サンツ駅から徒歩5分。バルセロナ・サンツ(Barcelona-Sants)駅から徒歩15分

小塙芳秀(こばなわ・よしひで)
東京芸術大学建築学科卒業後、1998年にスペイン・バルセロナに渡る。カタルーニャ州立工科大学建築ランドスケープ科修士課程を修了。磯崎新アトリエ・スペイン、RCRアーキテクツを経て、2009年にコブフジ・アーキテクツ(現、アトリエ・コブフジ)をバルセロナに設立。主にスペインやイタリア、南米、日本でプロジェクトを展開。2012年よりバルセロナ・アーキテクチャー・センター講師。2021年に芝浦工業大学建築学部准教授に就任

※本連載は月に1度、掲載の予定です。

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(写真:PAN-PROJECTS)