分離派に注目08:イラストで見る分離派メンバー「その後」─『昭和モダン建築巡礼』より

 京都国立近代美術館で開催中の「分離派建築会100年展 建築は芸術か?」が、3月7日(日)で閉幕となる。本当に残念なことに、展覧会の会期とコロナによる自粛期間がぴたりと重なってしまった。緊急事態宣言が解除された京都・大阪の人で興味のある方は、ぜひ残る会期に足をお運びいただきたい。

 「一緒に分離派建築会の展覧会を盛り上げてもらえませんか」──。展覧会の担当者である本橋仁・同館特定研究員に声を掛けていただき、共催社である朝日新聞社の協力を得て、下記の記事を発信してきた。

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分離派に注目07:モデル・女優・知花くららさん──時代のうねりのなかで声を上げた人たちがいた

【取材協力:朝日新聞社】

京都国立近代美術館で2021年3月7日まで開催中の「分離派建築会100年展 建築は芸術か?」に合わせて、BUNGA NETでは3人の方にインタビューを行った。今回はモデル・女優の知花くららさんの後編をお届けする(前編は「建築展は手描き図面や模型を見るのが喜び」)。

知花くらら(ちばな・くらら):1982年生まれ。沖縄県那覇市出身。上智大学文学部教育学科卒業。2006年のミス・ユニバース世界大会で準グランプリに輝き、以降、各メディアで活躍。2013年から国連WFP(国連世界食糧計画)日本大使を務め、アフリカやアジアなど食糧難の地域の声を伝える活動を行う。2019年に初の歌集『はじまりは、恋』を出版。また同年から、大学の通信教育課程で建築を学ぶ(人物写真:栗原論 ヘアメイク:山口朋子 スタイリング:清水けい子)
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分離派に注目06:モデル・女優・知花くららさん──建築展は手描き図面や模型を見るのが喜び

【取材協力:朝日新聞社】

京都国立近代美術館で2021年3月7日まで開催中の「分離派建築会100年 建築は芸術か?」展に合わせて、本展をどう見るか、分離派建築会をどう捉えるか、などを3人の方に話してもらった。最後に登場いただくのは、モデル・女優であり、建築学生でもある、知花くららさんだ。

知花くらら(ちばな・くらら):1982年生まれ。沖縄県那覇市出身。上智大学文学部教育学科卒業。2006年のミス・ユニバース世界大会で準グランプリに輝き、以降、各メディアで活躍。2013年から国連WFP(国連世界食糧計画)日本大使を務め、アフリカやアジアなど食糧難の地域の声を伝える活動を行う。2019年に初の歌集『はじまりは、恋』を出版。また同年から、大学の通信教育課程で建築を学ぶ(人物写真:栗原論 ヘアメイク:山口朋子 スタイリング:清水けい子)
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震災から10年、陸前高田は隈・伊東・内藤・丹下で「建築観光」にも注力

 来る3月11日で東日本大震災からちょうど10年となる。復興がどれだけ進んだとか、何が課題かとかは、古巣の「日経アーキテクチュア」で大特集を組むと思うので、そちらを読んでほしい。小回りが売りの「BUNGA NET」でこの機に報じるべき情報は何か──。自信を持ってお伝えしたいのが、「りくぜんたかた建築めぐり」である。陸前高田の注目建築を巡るスタンプラリーだ。今年に入ってスタートした。

内藤廣氏が設計した「高田松原津波復興祈念公園 国営追悼・祈念施設」にて(写真:宮沢洋、以下も)
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第1回AND賞、最優秀賞は被災地を巡回する空気膜構造のイベントホールに


 2月27日、AND賞(アーキニアリング・デザイン・アワード)の表彰式と受賞記念講演会が開催され、最優秀賞と優秀賞を受賞した計4組に賞状と記念品が贈呈された。

表彰式にて。左から森瀬愛子、金箱温春、斎藤公男(実行委員長)、堀越英嗣(選考委員長)、新関謙⼀郎、山田憲明、三輪富成(運営委員長)の各氏(写真:磯達雄、以下も)
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日曜コラム洋々亭28:話題の「佐藤可士和展」、ひねり不要の構成力としたたかな空間戦略

 話題になっている「佐藤可士和展」を見に行った。東京・六本木の国立新美術館で2月3日から始まった、「日本を代表するクリエイティブディレクター、佐藤可士和の過去最大規模となる個展」との触れ込みの展覧会だ。さほど宣伝もしていないのに話題になるものには必ず理由があって、なるほど本展も見て損のない、いや、建築関係者は必ず見るべき展覧会だと思った。

(写真:宮沢洋、以下も)
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安藤忠雄イヤーのイタリア『ドムス』誌でコラボしている日本人クリエイターは誰?

 安藤忠雄イヤーのイタリア『ドムス』誌でコラボしている日本人クリエイターは誰?…と、ものすごく大げさな見出しをつけてみたが、答えは私、宮沢である。大げさではあるがウソではない。100年近い歴史を持ち、世界で最も影響力のある建築専門誌の1つ、『domus(ドムス)』。その表紙まわりに参加しているのである。

(写真:安藤忠雄建築研究所)
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分離派に注目05:小説家・津久井五月さん──都市の未来像を提示した博覧会パビリオンにSF的想像力が表れる

【取材協力:朝日新聞社】

京都国立近代美術館で2021年3月7日まで開催中の「分離派建築会100年展 建築は芸術か?」に合わせて、BUNGA NETでは3人の方にインタビューを行った。今回は小説家・津久井五月さんの後編をお届けする(前編は「分離派建築会はアート・コレクティブ的、だからエモい!」)。

津久井五月(つくい・いつき):1992年生まれ。栃木県出身。2015年東京大学工学部建築学科卒業。2018年同大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了。2017年に中編小説『コルヌトピア』で第5回ハヤカワSFコンテスト大賞を受賞し、作家デビュー(特記以外の写真:宮沢洋)
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建築の愛し方10:「J-WAVE」の建築面白解説者は“元DJ”の山下PMC社長、放送は残る2回!──川原秀仁氏

FMラジオ「J-WAVE」の日曜午前の番組「ACROSS THE SKY」(パーソナリティーは女優のヒョンリさん)の中で、山下PMCの川原秀仁社長が毎週出演しているのをご存じだろうか。出番は午前11時5分頃から約10分間コーナー名は「LANDSCAPE WONDER」。世界の名建築や現在の建築トレンドについて、クイズ形式で笑いをまじえがら解説する番組だ。今週末を含めて、放送はあと2回。川原さん、こんな面白い番組が終わるなんてもったいない!(聞き手:宮沢洋)

収録中の川原秀仁氏(写真:山下PMC)
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